大谷翔平が最終的に大切にしている「心地良さ」とは?
肘の手術、リハビリを経て、実践復帰3戦目で初ヒットを放った大谷翔平選手。
試合後の報道陣の前で「今日は『感じ』が良かった」という表現を何度か繰り返している大谷選手の言葉を聞いて2年前の事を思い出しました。
「大谷君、プレーしている時、最も大切にしている事は何ですか?」
「心地良さ、感じの良さですかね」
プロの世界に飛び込んで5年目のシーズン。球界を席巻してきた投手・大谷翔平と打者・大谷翔平。
誰も経験したことのない未知の世界でプレーする大谷選手がパフォーマンスを最大限に発揮する為に大切にしていることは一体どんなことなのか?
シンプルに彼の考えを知りたいと思い、試合前の打撃練習後に札幌ドーム内で聞いたことがありました。
「投手の時、打者の時、5年目を迎えて今、ゲームの中で大事にしていることがあれば教えてくれますか?」
僕の質問に対し、間髪入れず彼はサラっと返答してくれました。
「投げ心地の良さとか、いわゆる感じの良さですかね。その日、その時の『感じの良さ』が僕は大事だと思っています」
「この部分を、ここの技術を特に大事にしている」という答えではなかった為、一瞬、抽象的にも感じた大谷選手の返答でした。本当は細部にまでこだわり、神経を張り巡らせ、技術的な引き出しを常に増やしているはずです。
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