阪神・佐藤輝 新人ワースト記録も「見えてきた光」とは
阪神・佐藤輝明内野手(22)が2リーグ分立後では新人ワーストタイの50打席連続無安打を記録し、1956年の投手・秋山登(大洋)に並んだ。
望んでいたHランプは点かなかった。26日の巨人戦(東京ドーム)に「7番・右翼」で先発出場した佐藤輝は2打数無安打。3点リードの8回先頭の第4打席はビエイラの157キロ直球をセンターにはじき返したが、不運にも丸の正面。この打席で50打席連続無安打となった。野手最長は93年のトーベ(オリックス)の「53」となっている。
打撃不振のため二軍降格となり、23日の中日戦から再合流。優勝を目指すチームの欠かせないピースとして働きを期待されているが、トンネルから抜け出せない。ただ少しずつだが、光は見え始めている。
この日は2、5回に四球を選び、出塁を果たしたが、その内容にあった。「佐藤輝の弱点といえば、インハイ。左の強打者の宿命ともいえる、この球を見極められる、またしっかり見て、四球を選ぶことができるようになれば必ず打率はついてくるといわれていたが、この試合では四球を選べていた。ファーストステップをクリアできたことで、近い内に必ず打てるようになるはず」(球界関係者)。
弱点を克服しつつあることで、光が見え始めているというのだ。
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