虎のレジェンドOBが佐藤輝明の不調の原因を指摘「内角高めの見極め」「今は体力的に一番しんどい時期」
続けて、「6月くらいから状態が落ちてきているのは、三塁を守らせることによって外野よりも内野の守備の負担が大きいことが考えられる。佐藤は今、体力的な部分で一番しんどい時期なのかな」と話し、今季から三塁に固定されていることで体力的な負担が増しているのではないかという自身の見解を示した。
今季はスタメンから外される試合もあるが、掛布氏は「阪神が優勝に向かって戦っていかなければいけないときに佐藤を1年間我慢して使って乗り越えさせるのか、それとも優勝のために佐藤を使わずに違う選手を使うのか。この辺りはこれから岡田監督が大きな決断をしなくてはならないかもしれない」と話した。また、「メジャーの野球を見ても、(主力選手が)全試合に出るという野球ではなくなっている。143試合のペナントレースの中で、佐藤を120試合で使っていくというのも1つの方法だと思うけど、それでは阪神を背負うという選手には育たない」と語った。岡田監督は難しい判断を迫られそうだ。
掛布氏は「インコースやや甘めのストレートを甲子園のライトスタンドにホームランを打ち込むような打撃ができれば、初めて阪神の優勝が見えてくると思う」と、佐藤が課題を克服することで阪神の優勝が近づくと見解を述べた。
18年ぶりの悲願達成へ、“キーマン”佐藤輝明は状態を上げることができるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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