巨人・菅野「VIP調整」に不安の声 スピード復帰が心配される理由とは
右ひじの違和感で登録抹消となっていた 巨人・菅野智之投手(32)が、12日のDeNA戦(横浜)で1軍復帰することになった。
【関連記事】新庄ハム ビッグボス査定で波紋 「公約」との「微妙なズレ」を指摘する声も
菅野は4月29日の阪神戦(東京ドーム)で3回3安打2失点で降板。翌30日に右肘の違和感のため出場選手登録を抹消されていた。
登録抹消以降はファーム施設があるジャイアンツ球場でリハビリを行いながら、ブルペン入りなどで調整していた。桑田投手チーフコーチも視察を行い「痛みも出ずに順調に回復しているということなので」と、1軍復帰させる方針を明かしていた。
現在、1軍投手陣は開幕から快進撃を続けていた若手の赤星、堀田が登録抹消中。ルーキー守護神の大勢もセーブ失敗などここにきて台所事情が一気に苦しくなっているとあって、菅野の復帰時期に注目が集まっていた。
一方で抹消後、中12日の復帰劇となったことにはこんな声もある。
「以前から指摘されているが、菅野の調整に関してはある程度、本人任せになっている点が気になる。抹消前の状態が果たしてどうだったのか、体の使い方含め以前と同じようであるならば、また同じような状態に陥りかねない。苦しいチーム状態は分かるが、見切り発車で上げるようだとまた傷口を広げることになる。菅野に関しては下の試合でも投げさせるなど、段階を経て、調整していくことも今後は必要になってくるのではないか」(球界関係者)