巨人のトラウマ…FAの人的補償で失ったアイツ
フリーエージェント(FA)戦線が熱を帯びています。ついにこのオフの超目玉、広島の丸佳浩が巨人入りを決断しました。
そもそもFA権は選手が勝ち取った権利。ドラフト入団時には行きたい球団を選べないので、一定の働きをした上で、自らの希望が尊重されて活躍のステージが決められるFA制度は、選手の視点からすれば大きな「ご褒美」でもあります。
しかし、話はそう単純ではありません。入団時からファームで泥んこにまみれて育った「ウチの子」が、よりによってライバル球団のユニホームを身にまとい、来季から脅威になる-。流出を許したチームのファンは、手元にあるユニホームなど多数のグッズの山を見るたび「ウチじゃダメなの?」と途方に暮れるばかりです。
迎え入れるチームのファン心理も複雑です。ファンは生え抜きが大好き。ちょっと頼りないけど、そんなところも含めて愛おしい「ウチの子」が、外来魚に駆逐されてポジションを奪われてしまう光景は、つらいものがあるでしょう。
そして何よりも…FA移籍には「人的補償」が必要となります。プロテクトできるのはわずか28選手。あっという間に埋まってしまい、プロテクト漏れの中には、あれほどファンやチームメートに愛された有望株のあの子もこの子も入っている…。
中でも巨人ファンにとって、人的補償での流出はもはやトラウマと呼んでも過言ではないでしょう。記憶に新しい3つの例を挙げてみました。