試合中に選手がスマホ落とす珍騒動…暗黙ルールを逆手に取る新庄監督の仰天行動とは
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メジャーリーグの試合中、選手がスマホを落とし、ちょっとした騒ぎになった。9日ダイヤモンドバックス戦の4回、一塁走者のパイレーツ・カストロが次打者の安打で三塁に進塁。ヘッドスライディングをした際、ズボンの尻ポケットからスマホがポロリ。塁審に指摘を受けてスマホを拾うと、バツが悪そうにベースコーチに渡した。一連の動画の反響が、世界に広がっている。
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試合後、カストロは釈明した。「とんでもないことが起きてしまった。ロッカールームで食事して試合の準備をしていたとき、まだスマホを置いていなかったことに気づかなかった。故意ではなく、これまでこのようなことをしたこともない。アクシデント、過ちであって、ここから学んでいかないといけない」。
そもそも、試合中に携帯電話を使って何が悪いのか。
近年メジャーで大問題になったサイン盗みが背景にある。サイン盗みはルールで禁止されているが、通信機器があれば、不正な伝達行為が可能になる。たとえば、相手チームのサインをなんらかの方法で盗み、ポケットに入れたスマホのバイブ機能で球種や作戦を選手に伝える、といったことができる。
スマホ持ち込みに関してのルールは明確にないが、伝達行為を疑われるため、球団ごとにベンチやグラウンドへの持ち込みを禁止しているケースがほとんど。社会は急速なデジタル化が進んでいるが、電子機器を使えないベンチでは、データ確認を紙ベースで行うアナログ式が主流だ。