阪神の通訳がブラジルのWBC出場になぜ貢献? 春季キャンプを離れて続けた“異例の挑戦”「とても規律正しいキーマン」
プロ入りの夢こそ果たせなかったが、共栄大を卒業後も社会人野球の名門・日本生命で5年間プレー。23年1月に日本生命硬式野球部を退団してからは同社での業務を続けていたが、昨年4月に通訳として阪神に入団。スペイン語と英語を駆使しながら助っ人陣をサポートしてきた。
迎えた今予選では、打率.385、OPS.770を記録。守備でも遊撃手として堅実なプレーを披露し、日本で培った野球の実力を遺憾なく発揮した。
現役引退のブランクを感じさせない伊藤の貢献には、指揮を執る松本氏も舌を巻く。MLB公式サイトのインタビューに応じた際に「ゲームプランに従うという点でとても規律正しい。そしてディフェンスも非常に優れていて、イトウはこのチームのキープレーヤーの一人だと思う」と絶賛した。
通訳業を兼ねる中での異例の挑戦を続ける29歳は、「自分は日本に行ってからは、100%日本のスタイルでプレーしてきた」と強調。日本でのキャリアで得たインスピレーションが大きな自信になっていることを語っている。
大会後はふたたび阪神に合流する伊藤。日頃は黒子役に徹する男が、来春のWBCで表舞台に立つ姿が見てみたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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