【ヤクルト】奥川恭伸が神宮で995日ぶりに勝った! チームメイト、ファンに感謝 髙津監督「厳しいところでひと踏ん張りできた」

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 奥川は5回87球で降板したが、6回以降は9回までリリーフ陣がつないだ。主砲の村上も2安打2打点と気を吐くなど、打線が強力に援護した。勝利の流れを引き寄せた背番号「18」は試合後、チームメイトにこう感謝の思いを述べた。

 「2年も空いているので、最初からうまくいくとは思っていないですけど、その中でも粘って勝ちをつけてもらった。勝つことはすごく大切だと思うので、今日も野手の皆さんに、後ろのピッチャーの皆さんに感謝ですね」

 本拠地で声援をくれたファンにも「ずっと待っていてくれたファンの皆さんがたくさんいたと思いますし、そういう思いを僕も感じたので、もう離脱がないように、これからしっかりファンの皆さんの期待に応えられるように頑張りたい」と、力強く語った。

 髙津臣吾監督は奥川について「神宮で投げてね。内容はともかく結果がついてきたというのは、非常に良かった」と喜ぶと、「厳しいところでひと踏ん張りできた。しっかり投げ切ったというところが1失点につながっているんじゃないか」と、ピンチの場面でも粘りの投球を見せたことを称えた。

 奥川自身は「本当はもっと長いイニング投げたいですし、投げなきゃいけない」と、今日の投球だけで満足していない。それでも、チームに勢いをもたらす勝利を呼び込み、最高の笑顔を見せてくれた。





[文:別府勉]

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