「あれはどんな作家も書けない」球界レジェンド・金村義明氏が村上を大絶賛する理由
(C)Getty Images
今年、令和初の三冠王に輝き、日本人選手最多となるシーズン56号ホームランを達成したプロ野球・ヤクルトスワローズの村上宗隆内野手。
そんな、チームをリーグ連覇へ導いた若き主砲について、近鉄などで活躍した球界レジェンド・金村義明氏が、自身が目の当たりにしたという村上のすごさについて語った。
【動画】金村義明氏が語る、相手チームの選手にも驚かれてる村上宗隆
現在はテレビやラジオ中継で解説を務める機会が多いという金村氏。
中でも印象深かったのは、1試合3打席連続本塁打を放った7月31日の甲子園での試合だったという。
「もうあれは、村上1人対45000人の戦いでしたよね。それを1人でねじ伏せてしまいましたよね。あのうるさい阪神ファンたちが、村上がバッターボックスに立つと、シーンと静まり返るんですよ。それまで阪神ピッチャーに声援を送っていた阪神ファンたちが、村上が出てきたらどよめいたり。それでホームランを打ったらさらにどよめきますから、なんかもう阪神ファンまでもが村上の打席を見たいというような光景を目の当たりにしましたね」
甲子園球場といえば阪神ファンにとっては聖地で知られる。その場所で大記録を達成した若きスラッガーには阪神ファンも思わず魅了されたという。その後、村上は神宮球場に場所を移して、8月2日の中日戦でも2打席連続アーチをかけ、プロ野球新記録となる5打席連続弾をマーク、歴史に名を刻んだ。