金村義明が語る衝撃引退エピソード「アポなしで球団事務所へ行って・・・」
元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴さんが様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTube動画の「田中大貴のアスリートチャンネル」。
これまで数多くのゲストが出演してきた同チャンネルだが、その中で最多出演を誇るのが近鉄バファローズなどで活躍した元プロ野球選手の金村義明さんだ。
今や「ご意見番」ともなった金村さんだが、そんな金村さんと、昨年北海道日本ハムファイターズから戦力外通告を受け現役を引退した黒羽根利規さん、白村明弘さんがゲストに登場。
普段滅多に語られることのない戦力外通告にまつわるシーズン中のエピソード、さらには金村さんの引退にまつわる衝撃エピソードも飛び出した。
なんとかなると思っていた
昨年限りで引退を迎えることとなった黒羽根さんと白村さんだが、自身の引退当時について金村さんはこう振り返る。
「(引退当時について)鮮明に覚えていますよ。僕は、自分から辞める権利しかなかったんですよね。なんとかなると思っていたんですが、何ともならずに・・・。ずっと引きこもっていましたね。誰かが電話を鳴らしてくれると思っていたのに、誰も鳴らしてくれない。そんな中1回だけ鳴ったのが、マスコミからの『松坂大輔のスコアを教えてください』という電話でした(笑)
引退後はしばらくゴルフコンペ行ったり飲みに行ったりしていましたが、12月に入ったときに、(来月から)給料が0円になるということばかり考え始めました。
家族もいるし、家賃も払わないといけませんでしたから、そればっかり考えていたら、37歳にして白髪が増え、まゆげも抜け落ちましたね。
当時、杉並区の善福寺公園でぼーっとしていました。」
3人の育ち盛りの子供を抱えた最中での引退に、一家の大黒柱として何とかしなくてはいけなかった金村さん。
だが、逆にそれがプレッシャーともなったのか、
「家に帰って、女房が料理している音を聞くだけで腹が立つし、子供たち3人に思いっきり飯食えって言っていたのが、ものすごく食べるのを見て食べ過ぎや!って言って八つ当たりしていましたね。こっちは何とかしようとしているのに、家族は今まで通りの日常を過ごしているように感じたんですよね。でもこのままじゃいかんと思い、動き出しました。」
と、引退直後のエピソードを明かした。