巨人・丸は「第2の村田」となるのか、思い起こされる「神宮事件」とは
巨人・丸佳浩外野手(32)に向けられる目が厳しさを増している。天王山とされた3日からの阪神との3連戦、巨人は優勝争いを繰り広げるチーム相手に2敗1分けと苦しい戦いを強いられたが原監督が「キーマン」にあげたのは丸だった。
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4日の試合では6回に4番・岡本が2ランを放ち、3―2で迎えた9回、守護神ビエイラが大山に逆転2ランを浴び敗れた。ただ試合後、原監督は「もうちょっと点を取っておくというところでしょうね。やっぱり1番打者が機能しないとね、中心選手の丸がなかなかね」とあえて名指しで丸をやり玉にあげた。先月27日の中日戦から1番に座り、この試合は5打数無安打。3連戦最終日となった翌5日の試合は1番を外され、6番に入るも1四球を含む3三振を喫した。守備でも精彩を欠き、丸の状態については試合後、元木ヘッドコーチも「良くないね」とバッサリだ。
広島から移籍2年目の今季はここまで81試合に出場し、打率2割5分6厘、16本塁打、38打点(5日現在)と低迷。しかも今季の丸はすでに原監督からダメ出しも受けている。6月5日に不振から二軍落ち。10日間の抹消期間を経て、一軍に合流した際には指揮官から「(2軍降格は)2度とないようにしておこうな。俺も嫌だしお前も嫌だろう?」と話しかけられた経緯がある。
一時は持ち直したが、勝負の9月に入って再び苦戦する丸には「あの村田事件の二の舞になるのではないか」と危惧する声もある。かつて、DeNAから移籍してきた村田修一(現一軍野手総合コーチ)は極度の不振に陥り、屈辱の「途中帰宅」を命じられたことがあった。