巨人・丸は「第2の村田」となるのか、思い起こされる「神宮事件」とは

タグ: , , 2021/9/6

 2012年、9月7日のヤクルト戦(神宮)で5番に座った村田は初回無死一、二塁の場面で空振り三振。2回の第2打席でも併殺打に倒れた。村田は前カードの阪神戦でも3度の得点圏で凡退しており、原監督の堪忍袋の緒が切れた。2回に交代し、そのまま試合途中の帰宅を命じたのだ。

 「当時現場にいた記者は騒然となりました。何たってスタメンに入っていた村田が終了後、いなくなっているんですから。後に『懲罰帰宅』が分かると選手間にも改めて原監督の恐ろしさが伝わると共に、村田に対しては同情が集まったとか」(放送関係者)。

 原監督は従来から実力至上主義をうたっているが、この厳しい「村田神宮事件」は今でも語り草となっている。

 そして時は流れて、同じく「優勝争いが佳境に入る9月」に「移籍組の丸」が不振に陥っていることで、原監督の怒りのマグマが爆発しないかと注目されているのだ。

 「巨人というチームにおいては常に結果を出すことが求められる。特に高い年俸を払っている移籍組は結果を出し続けている内はいいが、少しでも結果を出せなくなると原監督の目もより厳しくなる傾向はある。このまま何もなければいいが・・・」(球界OB)。

 一気に不穏なムードが漂い始めた原巨人。劣勢をはね返す活躍を丸には期待したいところだ。

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[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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