「阪神・西純の問題点は・・・」 日本一の投手コーチ、佐藤義則氏が解説する阪神投手陣の課題とは
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現役時代は阪急ブレーブス(当時)などで活躍。ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得。引退後も投手コーチとして、ダルビッシュ有や田中将大の育成に携わるなど、数々の名投手を育て上げ、野村克也氏、星野仙一氏から「日本一の投手コーチ」と信頼を集めた佐藤義則さんが6月19日に行われた「阪神 vs DeNA」の試合について自身のYouTubeチャンネルで解説した。
【動画】2022年6月19日【 阪神 vs DeNA 】 佐藤義則氏のワンポイント解説
この日、阪神が敗れた原因として投手陣に目を向けた佐藤氏。まず5番手で登板し、敗戦投手となった湯浅のピッチングについて、投球構成に問題があると指摘した。
「ストレートとフォークボールのみの組み立てだと、フォークボールが上手く落ちない時に対応しきれずに痛い目を見てしまう」とキッパリ。
そのためには「バッテリー間の反省が必要」としており、今後に向けては「スライダーやカーブなどの変化球を用いて戦っていく」など、投球の幅を広げていくことを求めた。
またこの日、今季最短となる3回途中でKOとなった西純矢投手の投球については、「カーブもストライクゾーンに入っておりストレートも指にかかったボールもあり、悪くないが高めに浮くボールが多いフォームだった」「良いボールと悪いボールがはっきりとしていた」と語り、早めの交代については「矢野監督のピッチャーの見切りが早く、勝つしかないチームの現状も踏まえた判断だった」と解説。