「相手チームだろうが行ってこい」野村克也氏と佐藤義則氏の厚い信頼エピソードとは
長いプロ野球の歴史の中には、「名将」と呼ばれる指導者が何人か存在する。
その中の1人が、野村克也氏だろう。
南海ホークスをはじめ、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務め、監督通算5度のリーグ優勝と3度の日本一に導いた。
そんな野村氏について、阪神、楽天時代に共に指導者として戦った佐藤義則氏と、ヤクルト、楽天で共に戦った橋上秀樹氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演し、名将との思い出を語った。
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『今年の補強は、佐藤が来てくれたこと』と・・・
2001年秋季キャンプ時に佐藤氏は野村監督の要望で阪神の投手コーチに就任。
だが、当時野村夫人の沙知代氏の脱税により監督を辞任。阪神時代はわずか1ヶ月間しか指導者として共にすることができないでいた。
そこからおよそ8年後、2009年に佐藤氏は当時野村氏が監督を務めた楽天で再び共に戦うことに。
就任当時の野村氏とのやりとりを、このように振り返る。
「野村さんは、阪神時代一緒にやれなかったことが多少頭にあったのかもしれませんが、挨拶をした時に『あの時はごめんな』って言ってくれました。それもあって楽天にコーチとして呼んでくれたのかなって思います」
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