「相手チームだろうが行ってこい」野村克也氏と佐藤義則氏の厚い信頼エピソードとは
2009年シーズンを共に戦った両氏。さらに佐藤氏は、就任後の春季キャンプの際、野村氏から言われたこんな言葉が印象的だという。
「キャンプの初日に、『今年の補強は、佐藤が来てくれたこと』とみんなの前で言ってくれた時は、ドキッとして、嬉しかったような、選手には申し訳ないような気持ちでいたことを覚えていますね」
その楽天時代、一軍ヘッドコーチとして野村氏、佐藤氏と共に戦った橋上氏は、両氏の関係について「野村さんはピッチャー専門家ではないので、ピッチャーの専門的なことは、佐藤さんに完全に任せきりでしたね」と、投手コーチとして厚い信頼を受けていたことを明かす。
そんな野村氏からの佐藤氏への信頼は、相当高かった様子。佐藤氏はこんなエピソードを披露している。
「日本ハムで投手コーチをやっていた時も、山田勝彦（現日本ハムバッテリーコーチ）が毎回相談に来ていました。野村監督は100、200球投げろって投げ込みをさせるんだけど、コントロールは教えられないから僕のところへ行ってこいって言われていたみたいです（笑）相手チームだろうがなんだろうが行ってこいって（笑）僕もその時は教えていましたね」
知られざる野村氏のエピソード。動画内ではこのほか、こちらも「平成の名将」とされた仰木彬氏のエピソードについても語られている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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