大谷翔平が「ノーヒットノーラン」級の投球をできた理由は?日本一の投手コーチ佐藤義則氏が徹底分析!「もし8回に縦スラを投げていたら…」

タグ: , , , , 2022/10/1

 私も長くピッチングに携わっているので経験してきたが、やっぱり試合前半と後半を同じ考え方で投げるとミスが出てくる。特に100球近くなってきたら、どうしてもピッチングの精度が落ちるもの。前半は曲がっていた球でも、後半になると確実に曲がりが悪くなる。

 キャッチャーにも「前半の良いボールを投げていても、90球や100球を超えてきたら、同じイメージでバッターと対戦したら打たれる」という話をよくする。バッターは3打席目で慣れてきてる一方で、ピッチャーは球数を投げて疲れてきているわけだ。この違いを把握しておかないと、やはり打たれてしまう。

 だから、スライダーが曲がらずにカットボールに近いくらいまで落ちていた8回に、その球で勝負したのは少し悔いが残る。あそこでもっといろんな球種を混ぜられたら、ノーヒットノーランもできたのではないか。もし9回まで行っていたら、「ノーヒットノーラン」と「規定投球回数クリア」という2つの偉業を同時に達成していたかもしれない。そうなったら、とてつもない盛り上がりだっただろう。

 ただ、この試合で注文を付けるなら、本当にそこだけ。この試合で8イニングを投げた大谷は、「投打W規定クリア」まで「残り1イニング」のところまで来ている。もう目をつぶってもクリアできる段階だと思うので、最終戦での偉業達成に期待したい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】西武・内海が第二の働き場所として「巨人を選ばない理由」とは

【関連記事】高木豊氏が「戦力外通告」の裏側を激白!「選手から聞かれたときには・・・」

【関連記事】4位楽天石井監督「続投」報道にSNS批判殺到!仙台育英・須江監督を推す声も

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム