「カーブは絶品だったが…」大谷翔平が5失点したのはなぜ?“日本一の投手コーチ”佐藤義則が徹底検証
大谷がこれから修正すべきポイントは、やはり下半身の使い方だろう。左足が着いたらすぐに投げるフォームの大谷は、リリースのタイミングが早いため、ボールが高めに浮く傾向にある。もう少しお尻から出ていったら重心も下がるし、ボールを長く持っていられるので、もっとコントロールがついて低めの制球力が増すはずだ。
コンディションが良い時の大谷は、すべての球種が一級品。ストレートで空振りを取るタイプのピッチャーが、あれだけブレーキのかかるカーブを投げられたら、それこそ鬼に金棒だ。組み立てを工夫すれば、さらに内容が良くなるのは目に見えている。
以前、大谷は「ベースの中で勝負して投げている」といった内容のコメントをしていたが、ボールになるスライダーや落差のあるカーブを交えていけば、ピッチングの幅が広がり、安定感も増す。ファウルを打たせてカウントを取り、得意のスプリットで勝負できるような形を確立したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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