今季初実戦で“若燕”が躍動――3年目の大砲、チームの「出世番号」背負う20歳の逸材が猛アピール

澤井、西村ら若燕が今季初の実戦で躍動した(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
今季初実戦で“若燕”が躍動した。ヤクルトが2月15日、4月の本拠地開幕戦でも対戦する広島相手に4-1で勝利を収めた。
1点を追う6回一死三塁から24歳の赤羽由紘の中前打で同点に追いつくと、8回は一死二塁から大卒3年目24歳の澤井廉が右翼席へ“チーム1号”となる勝ち越し2ランをお見舞いした。
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澤井は今季、レギュラー獲りを誓って春季キャンプに臨んでいる。この日は3打席まで抑え込まれていたが、見事に4打席目で結果を残し、チャンスで“4番”としての働きを見せた。
高卒3年目・西村瑠伊斗も2本の二塁打を含む3安打と猛アピール。チームの「出世番号」である「36」の大先輩である池山隆寛2軍監督のもと、ファームで研さんを積んできた。池山2軍監督が、現在は球団のGM特別補佐を務める青木宣親氏や、同じく36番を背負ったことがある2015年の首位打者・川端慎吾の名を挙げて期待を寄せた20歳の逸材が、途中出場で結果を残した。
投手陣では2年目右腕の松本健吾が2回2安打無失点と好投。今キャンプ中に臨時コーチを務めた古田敦也氏から「ストライク先行で投手有利にカウントしていくこと」の大事さを教えこまれた。
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