ヤクルト・中村悠平 乗り越えた「あの屈辱」 背番号「27」継承の舞台裏とは
いよいよ覚悟を決めた。ヤクルト・中村悠平捕手(31)が6日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季年俸から8000万円アップとなる1億7000万円プラス出来高払いとなる、3年総額6億円の大型契約を結んだ。チームが日本一に輝いた昨年は燕の正捕手として攻守にわたってチームに貢献。日本シリーズMVPにも輝いた。
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さらにこの会見で大きな注目を集めたのは背番号継承にもあった。チームでは古田敦也氏以来となる「27」を引き継ぐことが発表された。同氏が退団した2007年以来、15年ぶりの復活となる。
「日本一になってここで満足することなく、すごく伝統のある、重みのある番号をつけさせていただく機会があった。それを引き受けて、もう1度自分にプレッシャーをかけて、キャリアハイ、チームの連覇を目指していけるように自分自身にハッパをかけて、もう1度勝負していきたい」と中村はキッパリ。すでに次の戦いを見据える、勝負師としての覚悟がうかがえた。
また、今回の禅譲劇には球界内からこんな声も上がる。
「27番は捕手としてのエースナンバーであると同時に燕の27番というところに深い意味がある。前任者は球界を代表する名捕手の古田氏であり、中村も入団以来、ことあるごとに古田氏と比べられてきた。特に最近は打高投低の傾向が続いてきたことで、中村への当たりも強かった。本人は相当悔しかったと思いますよ」(球界関係者)