未だ一軍昇格なしの日本ハム清宮 ミスターファイターズが指摘する「物足りなさ」とは

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 さらに根本的な問題が隠されているという。

 「飛ばす力もあるし、自分の打てるツボに来てそれをとらえたら、ホームランになる。ただ変化球など自分の狙い球とは違った球が来たときに強いスイングができない。いいバッターは崩されても、インパクトが強い。(打撃の)形を崩されないので、強く振れる」

 そこには以前から指摘しているように体幹がしっかり備わっていないことが影響していると見る。試合では自分の狙い球ばかりが来るわけではない、形を崩されながら、いかに安打にしていくかがプロに求められている技術でもある。

 高校通算111本塁打を放つなど、鳴り物入りで入団した清宮も今年でプロ4年目を迎えた。ヤクルト・村上やロッテの安田など同期でもしっかりチームの中軸として機能している選手もいる中、このままくすぶり続けるのか。田中氏は残り試合も少なくなってきた今こそ、清宮変革のチャンスとも進言する。

 「それこそ10試合ぐらい一軍でやらせてみて、どこがどう足りないのか、見てみるのもいいかもしれない。いいものは絶対あるんですから」とキッパリ。

 課題は打撃だけでなく、守備、走力にもあるといわれる清宮。ここまで注目を集め続けるのも周囲の期待の高さの表れだけに、何とか奮起したいところだ。

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[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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