菊池雄星がメジャー初完封、MLBで100球以内の完封を何と呼ぶ?

タグ: , 2019/8/19

 メジャーリーグでは100球以内の完封を、かつての名投手の名前になぞらえて「マダックス」と呼ぶ。ブレーブスなどで精密機械と呼ばれた制球力を武器に活躍し、通算355勝した殿堂入り投手グレグ・マダックスのことだ。

 日本人投手でかつてマダックスを成し遂げた投手は、大家友和、黒田博樹、田中将大の3人しかいなかった。4人目のマダックス達成者として、菊池が名前を残した。

 日本ではパワー投手として常時150kmを超す直球で勝負し、制球力に定評があるタイプではなかった。西武時代、昨年は完封自体がなかったが、2017年にはCSも含めると計5試合で完封勝利を挙げた。全て球数は100球を超えており、1度目から順番に144球、140球、11球、121球、121球だった。

 この日は1四球でまとめた菊池だが、急に制球力が劇的に向上したわけではないだろう。直球は94~95マイル(約151~153km)前後。ファウルでカウントを稼ぐなど直球に力があり、どんどんとゾーン内に投げ込み、ストライクゾーンの中で勝負できていた。

 ブルージェイズ打線の早打ちにも助けられた。7回は7球、8回は8球で、ともに3者凡退に料理した。点差が開いていき終盤に向かうにつれ、相手打線のアプローチは大味となり淡泊に映った。

 また、たいていはカード最終戦となり試合後に移動するケースの多い日曜日のデーゲームというのは、比較的早い試合展開になりやすい。ブルージェイズはロサンゼルスへ、マリナーズはタンパへの移動を、試合後に控えていた。そんな背景も、記録的快投の裏には隠れていたのかもしれない。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム