信頼を高める圧巻の101球 菊池雄星の快投にブルージェイズ地元紙も興奮「求めていたのは、まさにこれだ」

タグ: , , , 2023/6/26

文字通りの熱投で7勝目を挙げた菊池。メジャーで自信を深める左腕への期待は日増しに強まっている(C)Getty Images

 渡米4年目を迎えた左腕が好調を維持している。

 現地6月25日に行なわれたアスレティックス戦に菊池雄星(ブルージェイズ)が先発登板。7回(101球)を投げて被安打2、8奪三振、1失点と好投。チームも12対1と大勝してメジャーリーグでは自己最多タイとなる7勝目(2敗)を挙げた。

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 今季初となる7回を投げ切った。キレのあるストレートと6月に入ってから多投しているカーブを織り交ぜ、相手打線に的を絞らせなかった菊池は、3回をパーフェクトに抑える上々の滑り出しを見せると、その後も危なげなく好投。6回に9番のトニー・ケンプに初球を弾かれソロ本塁打を浴びたが、後続は3人でピシャリ。今季5度目のQS(クオリティースタート)も達成し、先発投手としてゲームを作った。

 試合後にMLB公式サイトなど取材を受け、「ブルージェイズに来てから7回を投げられていなかったのでうれしい」と充実感をうかがわせた菊池。今季は16先発で7勝を挙げ、WHIP1.23と先発ローテーションの一角として責務を果たしていると言っていい32歳の左腕には、指揮官も賛辞を惜しまない。ジョン・シュナイダー監督は「今のキクチは何も恐れていない」と昨年からの成長を語った。

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