羽生結弦さんが震災風化防止に名を連ねた意味 大物政治家も敵わない発信力
そして、こう続けるのです。
「羽生さんは今年、3月10日からの3日間、地元の宮城県でアイスショーを行います。イタリア語で『満点の星』を意味するタイトルは、12年前の3・11、仙台で被災した羽生さんが避難所へと向かう中、停電の暗闇の中で満天の星を見つめ、その美しさに希望を見いだしたことから付けられたものです。報道されるだけでなく、表に出ない形でも羽生さんは被災地への支援をさりげなく続けているとも聞きます。風化させないという意味では、最高の人選と言えるのではないでしょうか」
ここまで世界的なトップアスリート、かつ最高のエンターテイナーに上り詰めた今でも、故郷のテレビ局を大切にするなど、グローバルとローカルの両方を大切にする姿勢が伝わってきます。
移りゆく日常の中で、ついつい忘れてしまいがちな「3・11」の記憶。それを呼び起こし、思いを新たにする意味でも、羽生さんの存在は非常に大きいと言えるでしょう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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