アルコール含有量のグラム表示 表現を替えた注意喚起の効果に期待
厚生労働省は生活習慣病のリスクが高まるアルコール摂取量を男性は40g,女性は20gと、グラムによる注意喚起を行っています。
純アルコール量 = アルコール飲料の量 × アルコール濃度 × アルコールの比重です。さらにアルコール摂取の適量を「100%のアルコール10g= 1ドリンク」として、1日2ドリンク,1週間で14ドリンクと考えられています。(※2)単純計算だからといって、飲んだ量をアルコール数にいちいち換算するよりも、始めからグラム表示すれば節酒の目安になる。
「グラム」と聞けば、料理に使う時の塩や砂糖の盛りをイメージします。軽量スプーンで掬った白い山をすぐさま想像できますよね。だから直感的にどれくらいからだの中にアルコールが入るかが分かります。飲み過ぎにブレーキを掛けることもできそうです。
このほど酒類メーカー各社は、一般的に多くの需要のあるビールや酎ハイの缶に、アルコールの含有量をグラム単位で表示することを決めました。(※3)さらに政府も「アルコール健康障害対策推進基本計画」の中で各種生活習慣病やアルコール依存症を防ぐ対策として閣議決定しました。(※4)
緊急事態宣言が解除されましたが、現在新型コロナ感染症の第4波の徴候があると報道されています。ビールや酎ハイなどを買い込んで、自宅でケジメなくズルズルと飲酒する。もともと人体には有毒なアルコールのかたまりを想像してみて下さい。
【出典】
(※1)健検公式テキスト増補改訂版 よいお酒、悪い飲酒
(※2)厚生労働省 Webサイト eヘルスネット
(※3)2021年3月23日 読売新聞 経済面
(※4)2021年3月26日 日本経済新聞
[文:健康わくわくサイト]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。