至福の時は続かない・・・気持ち揺らぐ「○○放題」の弊害とは
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
食べ放題、詰め放題、乗り放題、掛け放題・・・。
人はこの『○○放題』の文字に惑わされます。居酒屋の前でよく見かける「飲み放題」の文字に目を奪われて、その条件に一喜一憂する。恥ずかしながら、ムムッ、なんだって!?と注視してしまうのは私だけでしょうか?
寂しいかな。新型コロナによる度重なる緊急事態宣言もあって、今は店頭の幟もさみしく棚引いています。お店は営業自粛を強制されても、消費者は欲望を満たしたいがために、飲酒の機会を創出しようとします。コンビニの前や駅の広場のドンチャン騒ぎは論外として、自宅での「家飲み」は閉店や帰宅時間の制約がない。ついついお酒の量が増えてしまいがちではないでしょうか?
酒類の卸業者は大量の生ビールの返品に悩まされています。生ビールとしての賞味期限が過ぎても、決められた保存方法で、食べたり飲んだりしない方が良い消費期限(※)を守れば飲むことができるのは、食品ロスを回避できるかも知れません。ビールメーカーは会員に卓上ビールサーバーを無料で貸し出して、定期的に生ビールを届けるサービスをスタートしています。
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みなさん十分ご承知の通り、このサービスは飲食店から自宅に場所を変えた、飲み放題のイメージを思い浮かべてはいけない。デジタルコンテンツのビジネスモデル、よくある「聴き放題」のサブスクリプシション(サブスク)ではありません。広告には飲酒に関して、20歳未満、妊娠中や授乳期の母親への注意喚起は怠っていないのは良しとしても、キッチン・ドリンカーを生み出し兼ねないと思う。祖母の口癖だった「お酒は出世する。」のように、過度な飲酒が常態化することを危惧しています。