春の目覚めスッキリ!東洋医学で自律神経バランスを見直そう
2.睡眠が乱れがちな春は「漢方」を活用しよう
漢方医学では、睡眠の乱れにはストレスなどにより「気」の巡りが悪くなっていることが関係すると考えられています。
これにより、イライラして寝入りが悪くなったり、気になることがあって夜中に起きてしまうなどの症状があらわれます。
漢方薬は睡眠薬と違って、直接的に睡眠を誘発するようなはたらきはありませんが、不眠が起こる原因を解消することで、より自然なかたちで睡眠に導いてくれます。
根本から睡眠を改善するので、眠りの浅い方や夢を多く見がちな方にも効果を発揮すると考えられているのです。
睡眠が乱れやすくなる春にこそ、漢方薬を活用してみてはいかがでしょうか。
2-1.漢方を飲むと朝の寝起きは変わる?
漢方薬は毎日続けて飲むことで、自然な眠りが促され、朝の寝起きがよくなる効果も期待できます。
睡眠薬として有名なベンゾジアゼピン系の西洋薬は、即効性があり強い効果が期待できますが、日中の眠気が出やすくなるなどの副作用にも十分な注意が必要です。
「睡眠薬はクセになったら嫌だから、できるだけ飲みたくない」と考える方も少なくないようです。
一方、漢方薬は気の巡りをよくして眠りやすい状態へと導く薬であり、副作用が少ないといわれています。
内科や心療内科の診察で、睡眠薬の減量や中止を目的として自然由来の漢方薬が用いられるケースも見られます。
2-2.朝起きられない人におすすめの漢方薬は?
「なかなか寝つけず、朝も起きられない」「朝起きてもスッキリした感じがしない」など眠りのトラブルでお悩みの方におすすめの漢方薬を紹介します。
<朝起きづらいというお悩みを持つ方におすすめの漢方薬>
・酸棗仁湯(さんそうにんとう):体力が中等度以下で、心身が疲れて眠れない方に用います。
・加味逍遥散(かみしょうようさん):体質が中等度以下で、肩凝りや疲れ、精神不安などがある方に用います。
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう):比較的体力があり、のぼせ気味で顔色が赤く、イライラしている方の不眠などに用います。
3.漢方は「体質」と「症状」で選ぶ
漢方薬を選ぶときに大切なのは、ひとりひとりの「体質」と「症状」に適したものを選ぶということです。
漢方薬は、西洋薬のように対症療法で睡眠をもたらすものではなく、根本的に体質改善を促す薬です。自分に合った漢方薬を選ばないと、十分な効果が得られないばかりでなく副作用が出ることさえあるので注意しましょう。
服用の際には、漢方に精通した医師、薬剤師へ相談すると安心です。インターネット相談窓口を設けている「あんしん漢方」のようなサービスを利用して、薬効や副作用、漢方薬との相性、日常生活の養生法などを相談してみるといいでしょう。
「あんしん漢方」は、AI(人工知能)を活用した新しい漢方相談サービスです。「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。体質に合った漢方を見極めて、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。
4.朝スッキリ! 漢方薬で眠りの悩みを解消しよう
春は気圧や気温の変化が大きく、自律神経のバランスが崩れやすくなると考えられています。
自律神経が乱れると眠りの質が悪くなり、「朝起きられない」というトラブルにつながることがあるので要注意。
漢方薬を取り入れて、しっかり眠れる体質づくりを目指してみてはいかがでしょうか。自分に合った漢方薬を選ぶ際には、専門家に気軽に相談してみましょう。
しっかり眠ってスッキリ目覚める! 皆さんの健やかな毎日を応援しています。
(※1)出典:OZmall「体のリズムが狂いがちな春。体内時計を整えて、ココロもカラダも元気になる方法とは?」
(※2)出典:Yomeichu「春の朝はなぜ眠い?体内時計リセットのメカニズムと眠気対策2選」
[文:あんしん漢方]
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あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 篠原明宏
薬剤師。東京薬科大学卒業。大学院にて子宮内膜症の研究に携わり修士課程を取得。その後、中国の上海中医薬大学に留学し本場の中医学を肌で学ぶ。帰国後は保険調剤薬局にて管理職、役員を経験。最新医療の知識と伝統的な東洋医学の多方面から患者様の現状にあった健康サポート提案を得意とする。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。