その不調の原因、「自律神経の乱れ」かも?!意外に知らない自律神経の大切な話
[文:一般社団法人体力メンテナンス協会(http://www.pca-tairyoku.or.jp/)]
なんだか寝つきが悪い。眠っても疲れが取れない。朝スッキリ目覚めることができない。
いつもダルい。やる気が起きない。休みの日に外出するのがおっくう。
そんな風に感じることはありませんか?
現代日本人の大半が、多かれ少なかれこういった不調を感じているようですが・・・
この不調の原因は、実は「自律神経の乱れ」にあることが多いのです。
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自律神経の乱れってどうして起こるの?
自律神経が乱れるとどうなるの?
私たちの心身の状態を大きく左右するものでありながら、意外と知られていない自律神経のお話をしましょう。
そもそも自律神経って何?
「自律神経」という単語は聞いたことはあるけれど、身体のどこにあってどんなはたらきをしているかと訊かれると…?
そう、あまり知られていないんですよね。
自律神経は、脳から繋がり、背骨の中を通って全身に分布する末梢神経系の1つで、自分の意志と関係なく刺激や情報に反応して身体の機能をコントロールしている神経です。
例えば、呼吸や、心臓を動かす、血液を流す、消化する、などの動きは、いちいち意識しなくても身体が勝手に行ってくれていますよね。
これを全部、自分の意志で24時間行わなければいけないとしたら、大変です。
最低限の生命維持機能をキープするだけで精一杯で、他の事は何もできなくなってしまうでしょう。
この自律神経は、交感神経という活動モードの神経と、副交感神経という休息モードの神経の2つから成り立っていて、この2つがバランスよく切り替わってはたらきながら、私たちの健康を保っています。
●交感神経=運動、緊張、ストレスなど、アクティブな状態の時にはたらく。(活動モード)
●副交感神経=リラックスした状態の時にはたらく。(休息モード)
この2つが常にバランスよく切り替わりながらはたらいていればよいのですが、切り替えがうまくいかなくなると、心身に様々な不調が起こってきてしまいます。
それこそが、「自律神経の乱れ」なのです。