「結帯動作」って知っていますか?
上の写真は治療したあとの写真です。
治療前の⇒をつけた場所のモヤモヤとした血管が減っていることがわかります。
このモヤモヤのあった場所、この場所が「腱板疎部」と呼ばれる場所です。
そしてここを治療すると、五十肩の人も途端に腕を後ろに回せるようになります。
実際には、この方の場合は1年間痛みがあったため、関節の包が固くなっています。このためすぐに完全(フル)に動くようになるわけではないですが、痛みが大幅に減少するため、治療の後2ヶ月ほどの期間のうちに「どんどん」動かせるようになってきました。
実はこの「腱板疎部」という場所は、「内旋」の痛みに限らず、四十肩、五十肩の慢性的な痛みの患者さんの、ひじょーーーに多くの患者さんに共通して見られる原因部位です。
肩の専門の先生は、当然この場所に注目していましたが、それ以上に、「腱板(けんばん)」という場所や「肩峰下滑液包(SAB)」という場所にスポットを当てていました。
そのため、「腱板疎部」が痛みの原因になっている患者さん(実は相当数います)に有効な治療が提供されて来なかった経緯があります。
カテーテルで全体を把握すると、「腱板疎部」が四十肩、五十肩の痛みの原因部位として非常に重要であることが浮かび上がってきます。
これは私だけが提唱しているわけでは当然なく、いろいろな人がこの場所の重要性を報告してきています。
また五十肩の夜間痛もこの場所に増えてしまう異常血管が原因になっています。
[文:オクノクリニック | モヤモヤ血管による慢性痛治療]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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