「せき」と「むせ」について
ドライマウスは加齢によって起こる症状とも言われています。
唾液がたくさん分泌されれば、それだけ良いことだと思ってしまいます。しかし唾液が正常よりも多く分泌されてしまう病気があるようなのです。
唾液過多症という病気。原因によって主に2つに大別されます。実際に多くの唾液が分泌される場合と、多いと感じてしまうケースです。(※2)
更に高齢になると夜なかなか眠れなくなって、睡眠薬に頼らざるを得ない場合もあります。
その他鎮痛剤などには嚥下機能に影響を及ぼす作用もあるらしい。(※3)
人は食べたり飲んだりする時以外でも、日ごろあまり意識せずに唾液を飲み込んでいます。ちなみに私は水分を体内に取り戻そうと、ジョギングしながらゴクッとやっています。
だから誤嚥を防いでいるむせ返りという生理的反応もあることを忘れてはいけません。
唾液が気管に流れ込んでしまわぬようにむせ返る場合は、誤嚥を防いでいる証拠です。けどむせることもなく、のどが反応しなければ誤嚥性肺炎になってしまう確率が高くなってしまいます。
いずれにせよ、唾液を飲み込む力、嚥下機能がしっかりしていなくてはならないと思うのです。食事中でなくても誤嚥の可能性をはらんでいます。そこで「咳をする」のと「むせる」のとは違うことを改めて留意したい。
【参考】
(※1)健検テキスト増補改訂版 歯と口を守る②
(※2)東京女子医科大学耳鼻咽喉科学教室のWebサイト
(※3)2022年6月11日 読売新聞 くらし
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
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株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。