肘外側の痛みを治したければ肘以外を柔らかくすべき
[文:JITANBODY 整体院(時短ボディ)(http://jitanbody.com/)]
肘の外側が痛む、通称テニス肘。
テニスをやっていなくても痛めやすい場所ですが、テニス以外にも例えば、
・家事や裁縫をよくやる
・重いものをたくさん持つ仕事
・パソコンを多用する事務作業
・スマホのいじりすぎ
など、手を駆使する人なら誰もがテニス肘になるリスクを抱えています。
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しかし、このテニス肘、肘が痛いからと言って肘に湿布を貼ったり、電気治療をして一時的に症状を抑えても根本的な解決はされません。
そこで今回はテニス肘を根本から解決する方法について説明していきます。
肘の外側が痛む「テニス肘」とは
テニス肘とは正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれ、肘の外側に痛みがでるのが特徴的で、手首を反らせる筋肉(橈側手根伸筋)が肘外側に付いており、その付着部で炎症が生じると考えられています。
テニスのバックハンドのように手首を反らせる運動で負荷がかかることで痛みが生じやすく、日常生活でも手首の使いすぎが原因としてありますが、たくさん使えば必ずしも炎症が起きるわけではありません。
腕の使い方に原因が隠れています。
痛みを引き起こす筋肉(橈側手根伸筋)が炎症起こすほどなぜ硬くなってしまうのか?
これは肘に隣接している関節(手首・肩)の柔軟性低下が本当の原因です。
腕を使う動作はどこか1か所だけでなく、手首・肘・肩の関節がそれぞれ役割分担をすることで負担が蓄積されないようになっています。
しかし、手首や肩の柔軟性が低いとその負担を肘が代償します。
その代償(ダメージ)の蓄積が痛みにつながるため、肘を注目するのではなく、手首や肩の状態を変えなければ根本的な改善はされず、何度も何度も痛みを繰り返すことになります。
ですので、テニス肘の痛みが出ている方はまずは手首や肩の関節がしっかりと動くように調整を行う必要があります。
次はその上で、本当にテニス肘の症状かどうかを判別する方法を紹介します。