お餅はほんとに太るの?ダイエット中もOKな食べ方
太りにくい食べ方
ダイエット中、お餅を食べる時には次のことを気を付けるようにしましょう。
食べる順番を考える
お餅を食べる前に、野菜やきのこ、海藻類など食物繊維が含まれている食材を先に食べると、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。また、満足感もでるので、お餅の個数も抑えることができます。
1食のカロリーをコントロールする
お正月はおせちとお雑煮の組み合わせで食べることが多いですよね。おせちは日持ちさせるため、しっかりした味付けで、黒豆や栗きんとんなど甘いものも多いため、つい一緒にお餅も2個、3個と食べてしまうという方もいるのではないでしょうか。お餅と一緒に食べる際は、野菜中心のおかずや、タンパク質が摂れるおかずを選んだり、お餅を1個にしたりするなどして、1食の適正カロリーを守るように気を付けましょう。
太りにくいお餅のレシピ
ダイエット中のお餅は一緒に食べるものに工夫をしましょう。よりお餅をヘルシーに食べるためのレシピをご紹介します。
お正月の定番「お雑煮」
お雑煮は地域によって特色があります。切り餅・丸餅の違いや、汁も味噌やすまし汁、小豆汁などの地域があり、具材も様々です。ダイエット中の方には、野菜を多く入れたお雑煮をおすすめします。根菜類などよく噛む食材や、千切りにした大根や人参などをたっぷり入れるなど、満腹感を得られやすくなります。また、鶏肉や魚を入れ、タンパク質を摂るのも良いでしょう。
彩りが良い食材を使えば見た目も楽しく、心の満足感につながりますね。色々な食材を入れることによって、多くの栄養素を取り入れることができます。
消化を助ける「からみ餅」
お餅に大根おろしをかけたからみ餅は、大根おろしに含まれるアミラーゼという酵素が、炭水化物の消化を助けます。また、タンパク質や脂質を分解する酵素も含まれているので、お餅と一緒におかずを食べるときにもおすすめです。
糖の吸収を抑える「磯辺餅」
海苔は良質なタンパク質、食物繊維、葉酸など多くの栄養素を含んでいます。特に、食物繊維は、糖質の吸収を緩やかにするので、お餅と相性が良いです。また、葉酸も豊富に含まれているので、妊婦の方にもおすすめです。
鍋と一緒に「もちしゃぶ」
薄くカットしたお餅を使った鍋料理です。鍋の野菜を一緒に食べることで、噛む回数が増え、満腹感も得られやすくなります。鍋料理は、野菜に含まれる食物繊維やタンパク質を摂ることができます。切り餅をスライスして使う場合は、1個分のお餅で数回楽しめるのも嬉しいですね。
糖質制限の味方「おからもち」
おからもちは、おからと片栗粉と水分を混ぜたものです。おからを使うことで、お餅より糖質を控えることができます。もっと糖質を抑えたい方は、片栗粉の代わりにサイリウムを使うと糖質はほとんど含みません。
古来からお祝い事に欠かせないお餅ですが、実は時間がない時や食欲がない時でも手軽にエネルギー補給ができる食べものでもあります。個数や食べ方に気をつければ、太る心配はありません。一緒に食べるものと量を意識して、美味しくお餅を食べてくださいね。
【参考・参照】
※1 日本Glycemic Index 研究会「日本人の計測による日本食のGI」表1より(最終閲覧日2023/1/4)
香川明夫 調理のためのベーシックデータ第5版 女子栄養大学出版 2021年 食品成分データベース(最終閲覧日:2023/1/4)
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2023年1月6日]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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