「何を、どう、いつ食べる」か。健康的な食習慣のポイントとは?
「いつ食べるか」は「なにを食べるか」と同じくらい重要であるといわれています。
寝る前に食べる人は、寝る前に食べない人と比べて、メタボリックシンドロームや体重増加のリスクが大きいことが知られています。
朝食は食べた方がいい、ということは今までにもお伝えしてきましたが、朝食を抜くことも、体重が増えたり肥満になりやすくなったりするほか、メタボリックシンドロームのリスクの要因となります。
今回の研究が示すことは、私たちがすでに知っていることが間違ってなかったということであり、できるだけ早めの時間に食べる事、マインドフル・イーティングを意識すること、そして朝食をとることが長期的に見れば健康になることを助ける習慣になりということです。
最後に五感をつかってマインドフルに食事をする、マインドフル・イーティングを日常生活の中で実践する方法をお伝えします。
1.視覚
目の前のお料理の色合いや形状に注意を向け、どんな風味や味なのか想像しながら食べましょう。
またどんな器が使われているのか意識してみることで、お料理と器の両方から季節を感じることができます。
2.触覚
「口は指先から始まる」と、一流シェフは言います。
ナイフやお箸でお料理を切り分けた時、スプーンですくった時、フォークで刺した時の指先から感じる物体の固さや温度で、私達は既にそのお料理を口に入れた時の感覚(食感)を予測して感じています。
よく噛んで食べると幸福感が大きくなるので、ぜひ試してみてください。
3.聴覚
食べものを口に入れた時の音に耳を傾けましょう。
私達は音によっても美味しさを感じられる生き物です。
サクッとした音、カリカリとした音、噛んだ時に聞こえてくる食べ物の音を楽しんで食べましょう。
4.嗅覚
お料理の香りを楽しみましょう。
美味しいものの香りは、最高のアロマセラピーです。
5.味覚
何かを食べたり、飲んだりする時、その味に意識を集中させましょう。
目で見た時、触れた時、香りを感じた時、音を聞いた時、私達の脳が予測した味でしょうか。
それとも予測を良い意味で裏切る驚きの味でしょうか。
いかがでしたか?
生活習慣を改善するために無理をするのではなく、今までには気付かなかったこと、今までに知らなかったことを行ってみると、新しい自分と出会うためのきっかけになるかもしれません。
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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