炭水化物・糖質・糖類の違いは?糖類ゼロでも糖質を含む理由も解説
「糖類ゼロ」なのに糖質が含まれるのはどうして?
「糖類ゼロ」と表示された飲み物や菓子類は、ブドウ糖、果糖、砂糖などを含まないことを指します。
「糖類ゼロなのに糖質が含まれる」のはマルチトールやエリスリトールが使われている場合が考えられます。
マルチトールやエリスリトールは、糖アルコールであり、糖質に分類されます。高甘味度甘味料とは違い、使用量が多くなるため、糖質の量がカウントされるのです。
ちなみに、マルチトールは1gあたり2kcalですが、エリスリトールは1gあたり0.0024kcalであるため、カロリーゼロと表示できます。
糖質の量がわからないときは<炭水化物-食物繊維>で計算できる
栄養成分表示に糖質の量が書かれていないときは、炭水化物から食物繊維の量を引き算すると、おおよその量を計算できます。
例えばサンドイッチの炭水化物が12.8g、食物繊維が1.5gだった場合<12.8g-1.5g=11.3g>となり、糖質は11.3gという計算です。
糖質の量を知りたいときは、計算してみましょう。
※最近では<炭水化物-食物繊維>ではない、正確な糖質の量の測定が進んでいます。今までの炭水化物の算出方法では、誤差が大きいとされていたことが理由です。「<炭水化物-食物繊維>は便宜上の計算方法である」と覚えておくとよいでしょう。
健康づくりやダイエットをするときに注意したいのは「糖質(糖類含む)」であるといえますね。ぜひ覚えて活用してみてくださいね。
【参考・参照】
独立行政法人 農畜産業振興機構 糖質制限よりもスローカロリーの実践(最終閲覧日:2023/4/27)
独立行政法人 農畜産業振興機構 砂糖以外の甘味料について(最終閲覧日:2023/4/27)
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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2023年5月23日]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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