今こそ見直そう!婦人科系の病気を遠ざけるために取り入れたい習慣
近年増加している女性特有のがんである「乳がん」や「子宮がん」。
これらの危険因子のなかには、女性ホルモンの影響など、どうしても避けようがないものもあります。
しかし、生活習慣に潜む原因は、その改善で減らすことができます。
そこで、女性特有のがんになりやすいNG習慣と、予防のためにとり入れてほしい方法について解説します。
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女性特有のがんを引き起こしやすいNG習慣5つ
1.タバコを吸う
タバコの煙には200種以上の有毒物質が含まれていて、そのうち60種以上に発がん性があるとされています。これらの有害物質は主に肺からとり込まれるのですが、胃や腸などからも吸収されます。また、血液に乗って有害物質が運ばれるため、子宮のようにタバコの煙が直接触れない部位の発がんリスクも上昇してしまいます。(※1)
吸っている人は禁煙をし、吸っていない人はこれから吸い始めないようにすること。
受動喫煙(他の人が吸っているタバコの煙を吸うこと)も、がんのリスクになるので、できるだけ避けるようにしましょう。
2.適量を超えてお酒を飲む
乳がんのリスクは飲酒量に比例して高くなることが確実とされています。がんのリスクの少ない飲酒量は、純アルコールにして1日10g程度。
市販のお酒に当てはめるとアルコール度数3%の缶チューハイ1本分くらいです。お酒は控えめにするよう心がけてくださいね。
3.脂っこいものが好き
トンカツ・ファストフード・ケーキなど、動物性脂質たっぷりの食べ物を好む人は多いはず。ですが、動物性脂肪をとり過ぎると乳がんの発生リスクが高まることが分かっています。(※2)
できるだけあっさりした調理法のものを選んだり、魚料理を選ぶようにしましょう。
4.高塩分で偏った食事ばかりを食べてしまう
塩辛などのような高塩分食品をとり過ぎると、発がんリスクを上げる可能性があります。
好きだからといって過剰に塩辛いものを食べたり、肉だけ、麺だけというような偏った食事を続けることは止めましょう。塩分控えめ(男性8.0g未満/女性7.0g未満)(※3)を目指し、さまざまな食品をバランスよく食べることが大切です。
5.運動不足で肥満気味
現代人の身体活動量は低下していますが、食生活は欧米化し、豊かになっています。すると、摂取カロリーが消費カロリーを上回り、アンバランスな状態に。この状態が続くと肥満に陥りやすくなります。肥満は、乳がんや子宮がんのリスクを上昇させるので注意が必要です。