栄養とうまみが凝縮!干し野菜の秘密
■干し野菜の作り方
1.野菜を洗って水気を切っておきます。
2.皮をむかずに、料理の用途に合わせてカットします。切った断面が広いほど、乾燥しやすいことを心得ておきましょう。
3.カットした野菜をザルや網などに並べます。野菜同士がくっつかないよう間隔をあけるのがポイントです。
4.カラッと晴れて、空気が乾燥した日を選んで天日干しをします。午前10時から午後3時くらいまでの時間帯がおすすめです。湿気の多い時期や室内乾燥では、カビが生える可能性があるので注意しましょう。
5.干し野菜は、半日から一日干した「セミドライ」と、数日干した「ドライ」の2タイプがあります。セミドライの場合、うまみや甘味はアップしますが、長期保存には向きません。反対に、干しすぎるとカラカラになっておいしさが半減します。状態を見ながら、干し時間を調整してください。
■干し野菜のおすすめレシピ
●ミニトマトのマリネ
1.ミニトマトを皮付きのまま半分に切って、カット面を下に置き2〜3時間干す
2.裏返してさらに2〜3時間干す
3.清潔な瓶にドライトマトを入れ、ひたひたになるまでオリーブオイルを注ぐ
4.3にローズマリーを1、2本、にんにく1かけを入れて、冷蔵庫でなじませたら完成
●干し野菜のチップス
1.お好みの野菜(カボチャや人参など)を皮付きのまま1〜2㎜程度に薄く切る
2.カットした野菜を一日天日干しする
3.干し野菜を素揚げする
4.軽く塩を振って完成
昔は冷蔵庫がなく、今のように一年中野菜が出回っていたわけでもないので、野菜を干すことで保存性を高めていました。まさに先人の知恵といえるでしょう。冷蔵庫の中に余った野菜があったら、ぜひ干し野菜づくりにチャレンジしてみてくださいね。
【参考】
KAORU(2010)『干し野菜手帖:野菜ソムリエKAORUが教える、干し方のコツとレシピ60』 誠文堂新光社
「文:けんこうフィットNEWS 」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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