「え?それも!?」意外と知られていない熱中症の初期症状とは
病院へいく前の応急処置法
ここまで熱中症の症状についてお話をしてきましたが、場合によっては急にこれらの症状を引き起こしてしまい、応急処置が必要なケースもあるかと思います。
これに関しても、工藤先生は、対応方法について、このように話をしています。
「まずは水分とミネラルの摂取、そして高体温であれば太い血管を増やすことですね。主に首の頸動脈と、脇です。ここに凍らせたペットボトルをおいておくだけでも冷えてきます。他にも、足の付け根にも太い血管が通っていますので、そこを冷やすだけでも、熱中症の改善がみられるかと思います」
暑いこの時期には、これらの知識や対策を頭に入れておき、万が一の際でも落ちついて対応できるようにしておくと良いかと思います。
工藤先生のYouTubeチャンネルではこの他にも、年齢層別の熱中症についてや、飲料水の飲み分けについてもご紹介しています。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
工藤 孝文(くどう・たかふみ)
福岡大学医学部卒業後、アイルランドとオーストラリアへ留学。
現在は福岡県みやま市の工藤内科にて、地域医療を担っている。
糖尿病、東洋医学・漢方治療、ダイエット治療を専門とし、NHK「あさイチ」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などメディア出演多数。
日本内科学会・日本東洋医学会、日本肥満学会・日本糖尿病学会・日本高血圧学会・日本抗加齢医学会・日本女性医学学会・小児慢性疾病指定医。