下痢や便秘を招くような食生活は「がん」などの生活習慣病のリスクを高める?
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]
毎日を快適に過ごすためには、健康であることが大切です。
しかし、知らぬ間に身体は悲鳴を上げていることも…
そこで、今回は毎日の「お通じ」についてです。
健康を示すバロメーターとして昔から「快食・快眠・快便」などと言われています。
日々のご飯がおいしくて、よく眠れて、お通じも快調であれば、おおむね健康であるといえます。
体調が悪くなると、大抵これらの快適さが失われます。
1番理想的な「うんち」は、
色⇒黄色から茶褐色で、濃すぎず薄すぎない。
形⇒バナナ状(2本分程度)、かたすぎず、ゆるすぎない。
状態⇒適度な水分と細かい粒子で、便器にこびりつかない。
密度⇒水に浮く程度で、水の中でも形を保っている。
重さ⇒1回250g程度。
におい⇒あまり臭わない。臭くない。
このような健康な状態では、含まれる水分は約80%。
水分がこれより多いのは下痢気味、少なければ便秘気味といえます。
食後30時間から120時間で便になって排泄されると、一般的には言われています。
排便の回数は個人差がありますが、多い方で1日3回、便秘気味の方なら2~3日に1回、1週間に1回のペースの方もいます。
理想の状態は、黄~黄褐色。これは大腸内の善玉菌が元気な証拠。
善玉菌が元気な時、大腸の中は弱酸性になっており、胆汁分泌が抑制され、うんち全体が黄色っぽく色づきます。
しかし悪玉菌の勢いが強くなると、腸内は弱アルカリ性になり、色が黒ずんでしまいます。
においも、善玉菌優勢のときには、香ばしい程度ですが、悪玉菌が増えると強烈に臭くなります。