体が喜ぶ!?「酢」の栄養と美味しい食べ方
酸味のある酢は、疲労回復や食欲増進などのさまざまな健康効果があることがわかっており、昔から料理にとり入れられています。酢には、穀物(お米・麦)や果実に酢酸菌を加えて発酵させた「醸造酢」と、薄めた酢酸とアミノ酸を加えた「合成酢」があり、発酵工程を経ている醸造酢は「発酵食品」になります。
原料や製造方法によってさまざまな種類があり、穀物酢・米酢・黒酢・りんご酢・バルサミコ酢・ワインビネガーなどそれぞれ味わいが異なっています。そんな酢が持つ健康パワーを知っておきましょう。
酢の栄養成分と期待できること
酢の酸味は、酢酸・クエン酸などの有機酸によるものです。酢酸は体内に入ると、クエン酸へと変化します。
酢酸
酢酸には防腐・殺菌作用があります。料理にお酢を利用することで、腐りにくくなると言われています。
クエン酸
クエン酸は、エネルギー産生を効率的にすることで、疲労回復やスタミナアップ効果が期待できます。また、水に溶けにくいカルシウムをコーティングしてカラダに吸収しやすくし、カルシウム吸収率をアップさせると言われています。骨付き肉や魚を酢と一緒に調理すると、骨に含まれているカルシウムが溶けだし、効率的にとり入れることができるそうです。
さらに、酢には、食欲増進や便秘予防、減塩効果などの他、ストレス解消や美容・ダイエット効果、殺菌効果なども期待できるといわれています。
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