「ゆず湯にこんな効果が?」意外と知らないゆず湯の実力とは
3.からだの芯から温めるなら漢方もおすすめ(情報提供:あんしん漢方)
ゆず湯にプラスして、からだの内側から温めるために漢方を取り入れるのもひとつの方法です。
冷えは、ホルモンバランスの乱れや血行不良、水分代謝の低下などが原因で生じると考えられています。
からだを温めるには、からだを直接温める生薬に加えて、
・水分の循環を調整して冷えを解消する
・血流をよくして熱を巡らせる
・代謝を上げて、熱をつくる機能を回復する
などの働きをもつ生薬を含む漢方薬で、根本からアプローチします。
<冷え対策におすすめの漢方薬>
●桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
下半身の冷えがとくに気になる方に適しています。
滞った血の巡りを改善し、上半身にこもった熱を冷ましつつ、下半身を温めます。
●当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
手足の冷えや冷えによる痛みが気になる方に適しています。
血流をよくしてからだの末端に熱を巡らせます。
漢方薬は、体質や症状に合わせて選ぶ必要があります。
あんしん漢方のような専門家に相談できるサービスを利用しながら、無理のない形で生活に取り入れるのがおすすめです。
4.まとめ
冬の寒さを乗り切るためには、からだを温めることが大切です。
ゆず湯は心地よい香りでリラックスできるだけでなく、美容や健康面でもさまざまなメリットがあります。
さらに、漢方薬を上手に取り入れることで、からだの内側からも温めるサポートが可能です。
この冬はぜひゆず湯を楽しみながら、冷え知らずの快適な毎日を過ごしましょう。
参考サイト
(※1)日本の柑橘類ユズ(Citrus junos Sieb. ex Tanaka)の香りによる嗅覚刺激が気分状態および内分泌ストレスマーカーとしての唾液クロモグラニン A に及ぼす影響https://doi.org/10.1089/acm.2013.0425
(※2)薬湯暦のための天然生薬の選定と入浴時の生理的効果の計測https://doi.org/10.20718/jjpa.5.1_39
[文:あんしん漢方]
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<この記事を書いた人>あんしん漢方 管理栄養士 小原水月(おはらみづき)
管理栄養士・健康食育シニアマスター。社員食堂で300以上の料理を修得、ダイエット合宿所・特定保健検診の業務に携わり600人以上の食事と生活習慣改善を個別サポート。
自身の出産後の体調不良から食事と漢方で体調改善/増進の経験を生かし、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。「心も体も食べたものだけで作られる」をモットーに簡単で時間もお金もかけずに元気になれる食スタイルを発信中。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。