今から乾燥対策に努めよう!肺の機能低下にも効果的な食材3選とは
3.乾燥からくる肺の機能低下には漢方薬もおすすめ
秋の乾燥した空気が肺に入り込むと、肺の粘膜の潤いがなくなります。そのため、のどの痛みや咳や痰など呼吸器のトラブルが起きやすくなるのです。秋特有の呼吸器の不調を改善するには漢方薬をのむ、という選択肢もあります。
肺の機能が低下した際は、血流を改善して呼吸器の働きをよくする生薬、気管支を広げ呼吸がしやすくする生薬、消化・吸収機能を改善して酸素や栄養を肺まで届ける生薬などを含んだ漢方薬を選びます。
また、漢方薬は自然由来の生薬を原料にしていて、副作用が少ないのも魅力のひとつです。(※8)
<呼吸器の不調でお悩みの方におすすめの漢方薬>
参蘇飲(じんそいん):咳や水っぽい痰が出る方
肺の熱を取り去り、気を巡らせることで、肺の不調を改善します。
麦門冬湯(ばくもんどうとう):空咳やのど、口の乾燥が気になる方
肺に潤いを与えることで、咳、のどや気道の渇きを改善します。
以上、2つの漢方薬をご紹介しましたが、大切なのは、選んだ漢方薬が自分に合っているか否かということです。自分の今の状態に合っていない場合は、効果がなかったり、副作用が出たりすることもあります。そのため、購入の際は漢方に精通した医師、薬剤師等へ相談することをおすすめします。
不調を手軽に改善したい方におすすめなのが、「あんしん漢方」のようなAIを活用した新しい漢方相談サービスです。「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談でき、体質に合った漢方をお手頃価格で自宅まで郵送してもらえます。
4.乾燥する秋には食事で対処しよう
秋特有の乾燥による不調は、普段の食事を見直すことで対処しやすくなります。乾燥に負けないからだを作るために、良質な血液になる食材を積極的に摂るようにしましょう。
今回は食事を中心にお伝えしましたが、健康なからだ作りには睡眠と運動、適度な休養も重要です。ときには漢方薬の力を借りつつ、生活習慣を整えていきましょう。
(※1)健康長寿ネット「第3回 秋の養生」公益財団法人長寿科学振興財団
(※2)健康長寿ネット「喀痰・咳嗽(かくたん・がいそう)」公益財団法人長寿科学振興財団
(※3)健康長寿ネット「慢性閉塞性肺疾患(COPD)の症状」公益財団法人長寿科学振興財団
(※4)「からだのための食材大全」NHK出版
(※5)文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
(※6)文部科学省「食品成分データベース」
(※7)「からだにおいしい あたらしい 栄養学」 吉田企世子監修 高橋書店 2016年
(※8)「漢方 処方ハンドブック」花輪壽彦編集 医学書院
[文:あんしん漢方]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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<この記事を書いた人>管理栄養士 小原水月(おはらみづき)
ダイエット合宿所、特定保健検診の業務に携わり、のべ600人以上の食事と生活習慣をサポート。自身が漢方薬を使用して体調回復した経験から、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で、食と健康に関する情報を発信をしている。
<漢方監修>薬剤師 木村 英子
臨床検査技師/Vedic Healers Ayurveda basic course 修了
検疫所、病院にて公衆衛生・感染症現場を経験した後、インドでアーユルヴェーダに出会う
現在はAIを活用し、お手頃価格で漢方を自宅に届けてくれるあんしん漢方にて活躍中