「秋バテ」ってご存知ですか?「予備軍」といわれる人々の特徴と予防法について

タグ: , , , 2024/10/28

 「秋バテ」という言葉をご存知ですか?夏によく耳にする、夏の暑さによる体調不良を引き起こす「夏バテ」という言葉があるように、秋にも体調不良を引き起こす「秋バテ」というものがあります。

今回は、予防医学マイスターであり、予防医学士の坂田武士先生に、「秋バテ」について、症状や原因、さらには対処法についてお話を聞きました。

まず初回の今回は、秋バテの代表的な症状と、その原因についてお伝えします。

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Q.そもそも、秋バテとは、どのようなものでしょうか?

A.秋バテは、夏バテの後遺症のようなものです。夏バテを起こしてしまった人や、夏バテ気味だった人が、それをリカバリーせずにそのまま引きずってしまい、季節の変わり目もあり急激な気候変動などが影響して、秋バテになってしまいます。

Q.秋バテの原因や、それによって引き起こされる症状はどのようなものがありますか?

A.まずは、夏の暑さがゆえに、冷たいものを食べたり飲んだりしてしまったり、食欲不振から食べやすい麺類などばかりを摂取して、炭水化物ばかりの片寄った食事をする。そこから付随して、胃腸が弱ってしまい、消化の能力が落ちてしまうことが挙げられます。

炭水化物に偏った食事に関しては、その時は糖質を摂取しているので、乗りきることができますが、結局のところ、タンパク質不足になってしまいます。
タンパク質は筋肉の原材料でもあるので、徐々に体力が落ちていってしまいます。
それが秋にも引きずってしまい、一気に疲労や倦怠感に繋がってしまうことが多いです。





また、タンパク質は、ホルモンや神経伝達物質の原材料でもあるんです。

例えば、アドレナリンやドーパミン。セロトニンやメラトニン、GABAという、メンタルに影響する神経伝達物質の原材料でもあります。
そのため、元気や、やる気が徐々になくなってしまったり、幸福感や睡眠の質が浅くなったり、休んでも体力が回復しないなど、メンタルの不調が起こってしまい、自律神経が乱れてしまうことにも繋がってしまいます。

気温の変化や夏場の食事法などの問題もあり、秋バテに関しては自律神経の乱れを起こす方が多い印象です。

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