しっかり知ろう!食物アレルギーのメカニズム
食物アレルギーの症状
摂取するアレルゲンの量や年齢によって異なりますが、皮膚粘膜症状・消化器症状・呼吸器症状の順に現れやすいとされており、最も重い症状として生命にかかわるアナフィラキシーショックを起こすこともあります。主なアレルギー症状は次の通りです。
◆皮膚症状・・・ じん麻疹・湿疹・かゆみ・赤み
◆粘膜症状・・・ 充血・涙目・喉のかゆみ・口内や目が赤く腫れる
◆消化器症状・・・ 腹痛・嘔吐・下痢
◆呼吸器症状・・・ くしゃみ・鼻づまり・鼻水・咳・呼吸困難
◆全身症状・・・ アナフィラキシーショック(頻脈・血圧低下・活動性低下・意識障害)
アレルギー物質を含む食品表示に関して
アレルギー表示の対象品目は27品目です。その中でも特に症状が重く、症例数が多い7品目については、食品表示の義務があります。症例数が比較的少ないか、重篤な例が少ない20品目については、食品表示が推奨されています。
【表示義務のあるもの7品目】
卵・乳・小麦・落花生(ピーナッツ)・エビ・そば・カニ
【表示推奨されているもの20品目】
イクラ・キウイ・くるみ・大豆・バナナ・山芋・カシューナッツ・もも・ごま・さば・鮭・イカ・鶏肉・りんご・まつたけ・あわび・オレンジ・牛肉・ゼラチン・豚肉
乳児期に発症した食物アレルギーは、自然に症状が落ち着いていく例が多く、幼児から成人で発症したものは治りにくいと言われています。食事が原因と思われるアレルギー症状が出たら、食べた物を思い出し書き留めたり、食品表示を確認したりして、心配な場合は、専門医に相談しましょう。
【参考・参照】
厚生労働省「食物アレルギー」
消費者庁「アレルギー物質を含む加工食品の表示ハンドブック」
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
[文:あすけん 管理栄養士]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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