ヘルスケアのための体重計の選び方 測定項目やスマホ連携機能など、体組成計を選ぶポイントをチェック!
ヘルスケアのための体重計の選び方
多機能の体重計を持っていても、毎日測らないと宝の持ち腐れになってしまいます。では、どんなことを注意して体重計を選べばよいのでしょうか。ヘルスケアのための体重計の選び方を紹介します。
●選び方1:測定方法で選ぶ
体重計には、大きく分けて2つの測り方があります。
両足で乗る
体重計の上に両足で乗るタイプは、素足で乗るだけで簡単に測定できるのがメリット。忙しい毎日の中でも手軽に計測することができます。
手のひらと両足裏で測る
手のひらと両足の裏を使って測るタイプは、体重計に素足で乗り、さらに電極が付いたグリップを手のひらで握って計測します。
手足から全身に微弱電流を流して測定を行うので、体内水分の変動による影響を受けにくいとされており、より精度の高い測定結果を得ることができます。
●選び方2:コンパクトさで選ぶ
毎日使う体重計が大きすぎる場合は、置き場所に困ってしまいます。コンパクトサイズの体重計なら、収納場所も取らず、持ち運んでどこででも計測することができます。
また、コンパクトサイズで軽量なら、出張などに持っていくことも可能です。
●選び方3:目的で選ぶ
体重計を使う目的が、体重管理なのか、ダイエット・健康管理なのかによっても、選び方は変わります。
体重管理
体重管理の場合は、体重測定だけを行うシンプルなものでもいいかもしれません。また、サブの体重計として、毎日の記録用に使用するのもいいでしょう。
ダイエット・健康管理
ダイエットや健康管理が目的の場合は、体脂肪率や筋肉量、基礎代謝量、BMIなどを測定できるモデルがおすすめ。
体重も100g刻みではなく、50g刻みの製品を選ぶと、ダイエットの成果をより把握しやすくなります。
●選び方4:正確さにこだわって選ぶ
体重計の中には、全身の体組成だけでなく、手・足・お腹周りなど、パーツごとに体組成を測定できる製品も。お腹周りの脂肪を落としたいなど、細かい目標がある場合は、正確さにこだわった体重計がおすすめです。
また、正確な数値を知ることで、日々の健康管理をより厳密に行うことができます。
●選び方5:使う人数で選ぶ
家族みんなで使いたい場合は、個人のデータを登録できる数や、対象年齢もチェックする必要があります。身長や年齢を入力しないと正確なデータが測れないものもあるので、家族で使用するなら、最低でも4人以上登録できるものがおすすめ。
計測項目は成人を基準として作られているので、小さい子供の正確なデータを測定する場合は、子供用の体重計の購入も検討してみましょう。
ヘルスケアには、スマホ連携ができる体重計が便利!
せっかく体重を測っているのに、測りっぱなしではもったいないですね。体重計の中には、スマホと連携して全データを記録・管理できるものもあります。
スマホ連携可能な体重計には、どのようなものがあるのでしょうか。毎日のヘルスケアに便利なスマホ連携できる体重計の使い方やメリットを紹介します。
スマホ連携ができる体重計
スマホ連携できる体重計には、wifiタイプとbluetoothタイプがあります。また、体重計とスマホを連系させるには、ともに専用アプリをインストールする必要があります。
wifiタイプ
wifiがつながるところで体重を測ると、計測データが外部サーバに転送されます。計測データを閲覧・管理するときには、アプリを立ち上げてデータをダウンロードすると確認できます。
体重測定時にスマホが必要ないので便利ですが、wifi環境が必要です。wifiがないところでは、計測データが外部サーバに転送されません。
bluetooth
アプリを立ち上げて、体重計をbluetoothでスマホと連携させてから計測します。計測データは、そのままアプリ内に記録されます。
スマホがあればどこででも使えますが、体重計測時には必ずアプリを立ち上げる必要があります。
メリット1:記録ができる
毎日体重計に乗ることはできるけれど、ノートなどに記録するとなると面倒ですよね。体重や体組成を記録をしていないと、数値の変化が確認しにくいため、ダイエットが長続きしない原因にもなります。
体重計とスマホを連携させておくと、簡単に記録を残すことが可能です。
メリット2:データをグラフ化できる
体重計とスマホを連携させると、記録データをグラフ化して閲覧できるものも。数値の変化が分かりやすく見えると、ダイエットのモチベーションにもつながります。
また、グラフ化することで、数値の把握が簡単になり、課題が見つけやすくなるため、次のトレーニング計画の参考にもなります。
メリット3:運動と連動できる
体重計のスマホ連携は、スマホで計測データを管理できるだけではなく、その他のヘルスケアアプリとつなげることもできます。
たとえば、筋トレやランニングなどの運動データ記録アプリや、食事データ記録アプリと連携させることで、目標体重までに必要な運動量や摂取カロリーなども提案してくれます。
体重計で毎日のヘルスケアを
ヘルスケアの第一歩は、毎日体重計に乗って、自分の体を知ること。ダイエットやトレーニングを行っている場合はなおさら、体重や体脂肪率、基礎代謝量などの把握も必要になります。
体重計に乗る目的を明確にして、自分に合ったものを選びましょう。
参照サイト:
(※1)体脂肪率や内臓脂肪レベルを知っていますか?|肥満|生活習慣病ガイド|健康コラム・レシピ|オムロン ヘルスケア
(※2)肥満と健康 | e-ヘルスネット(厚生労働省)
(※3)体組成計の測定項目の見かたについて|健康のつくりかた|タニタ
[文:HOWZAP 【ハウザップ】 ライザップが運営するボディメイク情報マガジン)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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