むくみ防止に!お塩の選び方
健康、ダイエット、美容の天敵である「むくみ」。
「むくみ」の状態が続くと老廃物が排出されにくくなり、「ダイエット」「美容」にも大きく影響が出てきます。このむくみの原因のひとつが「塩分」というのは有名で、塩分の量を気にしている方は多いと思います。
しかし、むくみには、実は「塩分の量」だけではなく「塩分の質」も大きく関わっていることをご存知でしょうか。
この記事では、「むくみ」にお悩みの方必見!「塩分でむくむメカニズム」と「お塩の選び方」をお伝えしていきたいと思います。
塩分でむくむメカニズム
まずは、「なぜ『塩分』でむくむのか」そのメカニズムをお話していきたいと思います。
むくみの原因は、体内の細胞と細胞の間の【組織間液】に水がたまることで起こります。
青い部分が【組織間液】です。【むくみ】が出ている組織間液には、水がたくさん摂りこまれ全体的に膨らんでみえます。つまり、組織間液の水分量が多くなると、「むくみ」という症状が起きてしまうのです。
この「組織間液」に大きく関わる成分は、「カリウム」と「ナトリウム」。
「カリウム」…組織間液から水分を排出する役割
⇒ひじき、海苔、昆布などの海藻類/アボカド、納豆、ほうれん草など
「ナトリウム」…組織間液に水分を溜めこむ役割
⇒塩分
この2つの成分で、組織間液の水分量のバランスをとっています。
ということは…
ナトリウムである「塩分」を過剰にとると、組織間液に水分を摂り込もうとする働きが活発になり、むくみにつながってしまうのです。
また、「ナトリウム」は血液中に入り、血液中の塩分濃度を高くしてしまいます。ナトリウムを摂取した結果、体はその濃度を薄めようと「水分をとれ!」と反応し、水分を欲します。よく、ラーメンなどのしょっぱいものを食べているとき、のどが渇くのはそのせいです。
このように、塩分を過剰に摂取すると、
「塩分を過剰にとる」⇒「水分が欲しくなる」⇒「急に水分を飲んだことで一気に塩分濃度が下がり、また塩分が欲しくなる」
というルーティーンが起こり、最終的には水分が体内に過剰にたまってしまい、「むくみ」という症状が出てしまうのです。
もちろん、これは塩分を過剰に摂り過ぎてしまった場合の話。
「ナトリウム」は、筋肉や神経の働きに関わるため、欠かせない成分の一つ。完全カットは、よくありません。
そこで次に、「ナトリウム」が過剰にならないようなお塩の選び方をお伝えしていきたいと思います。