知っておきたい!更年期を心地よく迎え過ごすコツとは
20~30代でも更年期の症状が現れる!?
最近、20~30代でほてりやのぼせ、イライラなど更年期のような症状を感じる女性が増えています。
これらは「プチ更年期」「プレ更年期」と言われ、体内で更年期と同じような卵巣機能の低下が起きることがあります。
その原因としては、ストレスや過労、不規則な生活などにより自律神経がバランスをくずしたことから、自律神経の司令塔 視床下部が不安定となり、その影響がホルモンバランスをコントロールする脳下垂体に及んだことにより起こることです。
更年期を心地よく過ごすために
更年期は自然に起こる体の転換期。
では心地よく過ごしていくために、できることは無いのでしょうか?
ちゃんとあります!
前述しました自律神経との関係を活かしてみましょう!
自律神経の司令塔は脳内にある「視床下部」という部分です。
ホルモンの分泌量をコントロールする「脳下垂体」とは近い場所にありお互いに影響し合っています。
この関係を活かし、自律神経の切り替えをスムーズにすることを心がけることから体内に起こる変化による影響に大きく振り回されず転換期の変化に沿ながらブレない体づくりをしていきましょう!
自律神経の切り替えをスムーズにするには・・・
自律神経は私たち人間が生命維持するために必要な体内活動。
無意識で働いている内臓などの動きをコントロールしている部分です。
そんな自律神経がコントロールする活動のうち唯一「呼吸」だけは意識的に働きかけることができます。
この「呼吸」というきっかけと自律神経が通っている「頭蓋骨」「背骨」「骨盤」を連動して動かすことにより自律神経の通りをスムーズしていきましょう。
・四つん這いになって行う「ペルヴィス呼吸」
1)息を吸いながら天井を見上げ腰を反らします。
頭蓋骨・背骨・骨盤を結んだ背面が弧を描くようボールを背中に置くイメージで体を動かしていきましょう。
2)息を吐きながらおへそを覗き込むように腰も丸く骨盤を後傾させます。
頭蓋骨・背骨・骨盤を結んだ背面が丸く猫背のような状態になるよう
ボールをお腹に抱え込むイメージで体を動かします。
この1~2の動作をいつもの4倍くらいゆっくり時間をかけた深い腹式呼吸に合わせ、落ち着いて繰り返してみましょう。
自律神経がリラックス状態の副交感神経優位に切り替わっていきます。
・程よい「有酸素運動」
有酸素運動も自律神経の切り替えをスムーズにするのに有効な方法です。
「有酸素運動をして運動をやめる。」この一連の流れを行うことにより、自律神経が自然と副交感神経優位に切り替わりやすくなります。
また更年期時期における有酸素運動は、体力筋力の低下を防ぎ、気分の落ち込みやイライラを解消するリフレッシュにもなります。
[文:一般社団法人体力メンテナンス協会(http://www.pca-tairyoku.or.jp/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。