知っておきたい!更年期を心地よく迎え過ごすコツとは
[文:一般社団法人体力メンテナンス協会(http://www.pca-tairyoku.or.jp/)]
更年期とは女性なら誰もが迎える体の転換期。
・体調の変化
・気分の落ち込みやイライラ
ネガティブイメージだけで不安を感じてませんか??
そして20~30代のみなさん、まだまだ先の話と思っていませんか?
最近は20~30代でも更年期症状が現れる女性も・・・
体に起こる自然な変化だからこそ不調を避けることは出来ない、、、
どうにか我慢して乗り越えるしかない!
・・・ではなく
誰もが通るターニングポイントを楽しく心地よく過ごすコツをご紹介致します。
そもそも更年期とは
日本産婦人科学会が定義する更年期とは、女性における生殖器(生成熟期)と非生殖器の間の移行期であり、卵巣機能が衰退しはじめ、消失する時期とされています。
つまり、女性なら誰もが通過するライフサイクルの中の1つの転換期。
更年期はツライ・・・というマイナスイメージを持つ女性も少なくないようですが、更年期症状や更年期障害はすべての女性にみられる訳ではありません。
更年期女性の約70%にみられ、このうち日常生活に支障をきたす程の割合は30%、
更年期女性の3~4人に1人の割合で発症すると言われています。
体内で起こっている変化
閉経は平均的に50歳前後で訪れますが、その前後 約5年間、卵巣から分泌される女性ホルモン エストロゲンの量が急激に減少していきます。
その一方 ホルモンの分泌量をコントロールする脳内の司令塔 脳下垂体では、「性腺刺激ホルモン(排卵や月経を起こさせるホルモン)」の分泌が急激に増加し、ホルモンバランスに乱れが生じます。
それにともない身体に様々な症状が現れることを「更年期症状」、日常生活に支障をきたすほど重い場合を「更年期障害」と言います。
更年期に起こりうる精神的症状
更年期を迎える頃になると不安・孤独感を感じる人もみられます。
この更年期頃の時期は、子どもが独立する時期と重なることが多く、急激な環境の変化に対応できず、気分の落ち込みや喪失感が長く続くいわゆる「空の巣症候群」が発生することもあります。
更年期を迎え、些細なことが気に障ってイライラしたり、やたら怒りっぽくなるなどの変化が現れた場合は、精神安定作用がある女性ホルモン エストロゲンが減少している可能性があるんです。