栄養士が解説!ダイエット中でも免疫力を下げない方法

タグ: , 2023/3/13

3.十分な睡眠をとる
睡眠は、体の疲れをとるだけではなく、記憶力・気分のコントロール・免疫機能の増強など、心や体の機能に広く関連しているとされます。2015年のアメリカのカリフォルニア大学の研究では「睡眠不足の人が風邪をひく確率は、休息を十分にとっている人より4倍以上に上昇する」という研究結果が発表されています。(※4)

同時に、睡眠不足はダイエットにも大敵です。健康な人でも一日10時間たっぷりと眠った日に比較して、寝不足(4時間睡眠)をたった二日間続けただけで食欲を抑えるホルモンであるレプチン分泌は減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリン分泌が増えるため、食欲が増大することが分かっています。(※5)個人差はありますが、6.5~7時間は確保して質の良い睡眠をとる工夫を心がけましょう。

4.運動をする
適度な運動はダイエット以外にも、生活習慣病の予防に有効であることは知られていますが、風邪やインフルエンザの予防に対しても効果が期待されています。米国で発表された研究で「1日45分のウォーキングを週5日続けることで、ウイルスや細菌を撃退するナチュラルキラー細胞の循環を高め、体の免疫システムを向上させる効果がある」としています。(※6)健康づくりのためにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

2020年2月25日の厚生労働省の基本方針では、日本は現在集団感染を防ぎ、感染が広がることを抑える時期に入ったと考えられることから、患者が増えるスピードをゆっくりにし、患者数のピークを低くすることで社会的・経済的影響を最小限にとどめようとしています。(※)こまめな手洗いと手指の消毒などの対策を忘れずに、免疫力を下げない健康的なダイエットを目指しましょう。





【参考・参照】
※1 厚生労働省, 日本人の食事摂取基準(2015年版)
※2 厚生労働省, e-ヘルスケアネット「たんぱく質」(最終閲覧日2020/3/9)
※3 池田輝生:栄養と免疫.「小児栄養治療」(楠 智一 ほか 編),南江堂,1983
※4 日本生活習慣病予防協会 最近の関連情報・ニュース「睡眠不足の人は風邪にかかりやすい 6時間睡眠で4倍に」(最終閲覧日:2020/3/9)
※5 厚生労働省, e-ヘルスケアネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」(最終閲覧日:2020/3/9)
※6 糖尿病ネットワーク「運動の血糖を下げる効果 風邪やインフルエンザの予防にも有用」(2020/3/9)
・厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策(最終閲覧日:2020/3/9)

「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」

[文:あすけん 管理栄養士]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

【関連記事】腎臓内科医が教える「コレステロール値の注目ポイント」。大切なのは善玉と悪玉の比率

【関連記事】らっきょうの驚くべき効果効能

【関連記事】まずは3キロ!2週間でダイエットを成功させるための4つの手順

「フィットネス」新着記事

  • フットネス

    お酒と肌の関係性について

    2024.11.20 フットネス
  • フットネス

    その不調、内臓の冷えが原因かも?「内臓型冷え性」

    2024.11.20 フットネス
  • フットネス

    骨盤底筋リハビリテーションとは?

    2024.11.20 フットネス
『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム