痛風にならないために 食べ物とアルコールの上手な付き合い方
プリン体が多い食べ物・アルコール
細胞数に比例してプリン体も多く含まれており、とくに魚や肉の内臓類はその代表と言えます。また、プリン体は水溶性のため、肉や魚から出汁(旨味)をとったスープにも多く含まれています。
■プリン体が多い食べ物
鶏肉・豚肉・牛肉のレバー
煮干し・かつお節・干し椎茸
いわし・あじなど魚の干物類・スルメ
白子・アンコウの肝
真いわし・かつお・車エビ・さんま・マグロなど
魚介類や肉類を食材とした鍋物の煮汁
■プリン体が多いアルコール(醸造酒)
紹興酒
ビール
日本酒
ワイン
プリン体が少ない食べ物・アルコール
アルコールは体内で尿酸の合成を促進させ、尿酸の排泄機能を低下させるといった作用があるため、プリン体が少ない種類であれ飲み過ぎには要注意です。
■プリン体が少ない食べ物
米・うどん・そば・パンなどの穀物類
果物類・野菜類・じゃがいも・さつまいもなどのいも類
昆布・ひじき・わかめなどの海藻類
豆腐・プロセスチーズ・焼きかまぼこ・ソーセージなど
■プリン体が少ないアルコール(蒸留酒)
焼酎
ウイスキー
ブランデー
尿酸値を下げるためには
バランスのとれた食生活を心がけ、日常の生活習慣を改善することで尿酸値を下げる効果が期待できますよ。
■尿アルカリ化食品を積極的に
「尿アルカリ化食品」を積極的に食べましょう。尿酸は、尿がアルカリ性に傾くほど溶けやすく、体外に排出しやすくなり、尿酸値を下げることができます。
●ひじき・わかめ・昆布などの海藻類
●ほうれん草・ごぼう・にんじんなどの野菜類
■水分摂取
できれば1日2リットルほどを目安に。水分をとることで、尿量を増やして尿酸を体外に排泄することができます。
■適正体重の維持
適正体重を守るように心がけましょう。肥満になると尿酸が増えることが分かっています。
■動物性タンパク質を摂りすぎない
タンパク質は「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」に分けられます。動物性タンパク質はプリン体や動物脂肪を含んでいるため、摂り過ぎると、動脈硬化や痛風になってしまう恐れがあります。
■機能性ヨーグルト(PA-3株)をとる
食事由来のプリン体に直接作用し、プリン体を低減させることが分かっています。尿酸値が気になる方におすすめです。最近では、PA-3株を含む「明治 プロビオヨーグルトPA-3」という商品も販売されています。
アルコールにプリン体の多いおいしい食品ばかり食べていると痛風が心配です。痛風になってからでは遅いので日々の生活のちょっとした工夫で防ぎましょう。また、全てを我慢してしまうとストレスになってしまうので、ひとつだけ好きな食べ物を食べるなど、自分なりに続けられる方法で調整してくださいね。
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
[文:あすけん 管理栄養士]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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