乳腺炎予防にNGな食べ物ってあるの?授乳中の食事のポイント
「あすけんダイエット – 栄養士が無料であなたのダイエットをサポート(www.asken.jp)」
授乳中の方は「〇〇は母乳に良くないよ」「〇〇を食べたら詰まるよ」など、母乳と食べ物に関する話を耳にした方も多いのではないでしょうか。なんとなく避けている方もいるかもしれませんが、これって本当なのでしょうか?今回は乳腺炎予防にまつわる知識や、授乳中の方の食事のポイントについて解説します。
「乳腺炎に悪い食べ物」ってあるの?
ケーキやバターなどの脂肪分のあるもの、餅や赤飯などもち米を使ったもの、揚げ物やファストフードなどの油っこい食べ物は「乳腺炎になる」と聞いたことがある方も多いかと思います。
でもこれは、実は誤り。食べ物が乳腺炎の原因となる根拠はなく、乳腺炎予防のために食事制限は勧められないとされています。(※1)
そもそも、乳腺炎の原因って?
そもそも乳腺炎の原因は、乳汁が滞ってしまうことにあります。
誘因としては、
・授乳回数が少ない
・授乳間隔を空けてしまう
・赤ちゃんが乳汁を飲み切れない
・乳汁の過剰分泌
・乳房の圧迫(きつい下着など)
・母親のストレスや疲労
などがあります。
これらにより乳汁が滞ることで炎症を起こし、乳房のしこり、痛み、腫れ、熱を持つなどの症状、ときに感染を引き起こし発熱などの症状を伴うこともあります。
原因や誘因を見てわかるように、乳腺炎の予防は食べ物ではなく、赤ちゃんにしっかりと乳汁を飲んでもらうことが大切です。また「乳腺炎かも?」と思った際は、早めに母乳外来のある産科や助産院などに相談しましょう。