初めてのラウンドを気持ち良く楽しむために!ゴルフ当日の流れとマナーやエチケット
時間があればショットの練習をしよう
練習場のあるゴルフ場では、ショットの練習をすることができます。ほとんどのゴルフ場では、キャディマスター室でコインを購入し、そのコインと練習ボールを交換するシステムを採用しています。
練習場に行く前にキャディマスター室でコインを購入し、カートもしくは、キャディバック置き場から必要なクラブを抜き、練習場へいきましょう。
練習グリーンでパットの感覚をつかもう
ゴルフ場には練習グリーンが用意されています。スタート前にはほとんどのプレーヤーがここでパッティング練習を行います。
ゴルフコースによって、ボールの転がり方が違ってくるので、どのくらいの強さで打つとどれくらい転がるのか確認しておきましょう。
ほとんどの練習グリーンでは、アプローチの練習が禁止されていますので、パター以外のクラブは使わないようにしましょう。
スタート10分前にはカートに集合しよう
スタートの10分前にはカートに集合し、前のカートがなくなっていれば、カートを進めティーグラウンドへ向かいましょう。
カートには、ハンドルやアクセル、ブレーキを使って車のように動かすタイプと、カートに着いているボタンやリモコンのボタンを押すと進んだり止まったりするタイプがあります。
前者は、車の免許を持っている方が運転するようにしましょう。後者は免許不要ですが、遠隔でリモコン操作をするシーンが多いので、リモコン操作はなるべく上級者がするようにしましょう。
ティーグラウンドへ近づくと、前の組がティーショットをしていることがあります。その場合は、必要以上にカートを前に進めず、静かに待つようにしましょう。前の組がティーグラウンドからカートを進めると、いよいよあなたの出番です。
いざティーグラウンドへ
前の組がティーグラウンドにいないことを確認したら、カートをティーグラウンド横まで進めましょう。
男性は白いティーマーカー(通称:白ティー)のあるティーグラウンド、女性は赤いティーマーカー(通称:赤ティー)のあるティーグラウンドを使います。
上級者やメンバーの方は、キャディマスター室で確認を取り、青いティーマーカー(通称:青ティー、バックティー)や、ごく稀ですが、黒いティーマーカー(通称:黒ティー、フルバック)から打つこともあります。前の組が青ティーや黒ティーからティーショットをしていても、同じように青ティーや黒ティーから打たないように注意しましょう。
ティーグラウンドに着いたら、ティーショットをどういう順番で打つかを決めていきます。プライベートなラウンドであれば、最初はどんな順番で打っても問題はありませんが、公平を期すため、じゃんけんやティグラウンドにある「くじ」を使って順番を決めることがほとんどです。
ティーショット
前の組が、セカンドショットを打ち終わり、カートが前に進むと、先ほど決めた順番通りにティーショットをしていきますが、前の組に打ち込まなように、しっかりと前の組との距離を確認をしましょう。よく飛ばす人は要注意です。
ティーグラウンドから230ヤード~250ヤード付近のフェアウェイに黄色い旗(通称 吹き流し)が立っているので、その旗を目印にティーショットを打っていきましょう。もちろん最初のコースがパー3ならグリーンを狙っていきましょう。
同伴者のティーショット中は、ティーグラウンド内には入らず、音を立てずに静かに待つようにしましょう。余裕があれば、同伴者のボールの行方をある程度覚えておくとロストボール(ボールがどこにいったかわからずなくなってしまうこと)を防ぐことにもなります。
また、ティーグラウンドの外であっても、真後ろに立ったり、すぐそばに立つことはエチケット違反となるため避けましょう。
エチケット違反そのものには、何打罰といった罰則はありませんが、ゴルフは紳士淑女のスポーツですので必ず守るようにしましょう。
また、同伴者がナイスショットをした時は「ナイスショット(ナイショー)」と声を出しましょう。微妙なショットやミスショットの時は、なんと声をかけて良いのか悩みますが、臨機応変に対応できるとナイスゴルファーです。
プロゴルファーの場合、エチケット違反に罰金が課せられる場合もあります。
自分の順番が来たらいよいよティーショット
ティーグランドには、同色の2つのティーマーカーが置いてあります。ティーマーカーとティーマーカーを結んだラインより後ろにティーアップしましょう。足や体がティーマーカーより前や横にはみでても問題ありません。
あまりティーマーカーの後方から打つことはありませんが、最大でティーマーカーから2クラブ分まで後ろに下がって打つことができます。
ワンポイント
ティーグランドは一見平坦にみえますが、ところどころ傾斜している部分があったりするので、慣れないうちは練習場と同じような感覚で打つために、なるべく平らな場所を見つけてティーアップするといいでしょう。
自分が使うボールに書かれているブランド名と番号は必ずティーアップする前に確認しておきましょう。
ティーアップを終えたら、最初の1ホール目は同伴者に「よろしくお願いします。」と声をかけるのが一般的です。
ワンポイント
空振りしても、テンプラしても、OBしても何も恥ずかしくありません。始めから練習通りに上手くいく人の方が珍しいので、ミスしてあたり前と思ってリラックスしてスイングしましょう。
ボールを打ったら、どのあたりに飛んだのかしっかりと覚えておきましょう。ボールが視認できないときは「大きな木の少し前」「ヤード杭の方向だな」「あのバンカーの右らへんかな」など、動かない目印と一緒に覚えておくといいでしょう。
ワンポイント
ゴルフ場によりますが、第1打がOBの場合、前方に特設ティーが用意されていることがほとんどです。もしティーショットをOBした時は、特設ティーまでカートで進み、特設ティーから第4打目を打ちましょう。このルールをプレイング4(通称プレ4)と言います。
ショートホールなどでは、プレ4がないところもあります。その場合は、再度ティーグラウンドから第3打目を打つことになります。
OBしたかどうか微妙な時は、「暫定球打ちまーす」と宣言してから、暫定球(OBだったときに備えたボール)を打ちましょう。
先に打ったボールがOBだった場合は、暫定球を使ってプレーを続行します。先に打ったボールがOBでなかった場合は、そのままプレーし、暫定球を取り上げます。
ゴルフ場ではホールの隣にもホールがあるので、万一隣のホールにボールが飛んで行ってしまった時には、ボールが空中にある間、全員が大きな声で「ファー」と叫びましょう。
逆に隣のホールやどこからか「ファー」と声がした時は、頭を隠したり、木やカートに身を隠すなどするようにしましょう。